リハビリテーション学科 作業療法学専攻 Occupational Therapy

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楠田 耕平

リハビリテーション学科 作業療法学専攻

講師 楠田 耕平 くすだ こうへい
専門分野

身体障害作業療法学、脳卒中者の日常生活動作の支援

脳卒中などの疾患では、麻痺やバランス低下などの身体障害、失語症などの高次脳機能障害、抑うつなどの心理面低下など様々な症状により、普段の日常生活に戻ることが難しくなります。そんな方がどうすれば自分の満足のできる生活に戻れるかを考えることが研究テーマです。
担当科目 医療英語Ⅰ(医学英単語)、運動学、基礎作業学Ⅰ(基礎と作業分析)、研究演習、身体機能作業療法評価学Ⅰ(検査測定演習・実習)、身体機能作業療法学各論Ⅰ(脳血管・運動器疾患)、臨床実習Ⅰ(見学実習前期)、卒業研究、臨床実習Ⅱ(見学実習後期)、臨床実習Ⅵ(インターンシップ実習)、領域別演習(基礎・身体・精神・発達・地域)、身体機能作業療法総合演習Ⅰ(基礎)、身体機能作業療法総合演習Ⅱ(評価)、身体機能作業療法総合演習Ⅲ(治療)、臨床実習Ⅲ(評価実習前期)、臨床実習Ⅳ(評価実習後期)、臨床実習Ⅴ(総合実習)、作業運動学

MESSAGE

作業療法士は対象者の生活に焦点をあてるリハビリテーションです。1人1人の生活に合わせた評価や介入が必要とされるため、まずは対象者と良い関係を築き、信頼を得ていく必要があります。授業で学べる知識はもちろんですが、その人のことを真剣に理解しようとする気持ちや寄り添っていく優しさはもっと大切だと思います。大学生活でいろんなことにチャレンジして、一緒に人としても成長していきましょう。

学位 博士(保健学)
最終学歴 神戸大学大学院保健学研究科博士後期課程(2021年3月修了)
教育・研究実績 【筆頭論文】

1.楠田耕平, 種村留美, 齋藤嘉子. 在宅脳卒中者のIADL(手段的日常生活動作)に影響する要因-脳卒中発症前後の家事動作実施頻度の変化から見た検討-.作業療法 37(2) , p128-136. 2018.

2.Kusuda K, Tanemura R. Factors Associated with the Frequency of Doing Domestic Chores After Mild to Moderate Stroke. Asian Journal of Occupational Therapy 17(1), p9-16. 2021.


【共著論文】

1.林達也, 楠田耕平, 磯野理. 体性感覚による代償と手順の言語化によるアプローチが奏功した着衣障害の一例 ~衣服の構造理解が困難な症例への作業療法~.作業療法 43(3),p437-445, 2024.

2.殿内優斗, 片岡裕貴, 掛川泰朗, 楠田耕平, 磯野理. ギランバレー症候群患者の手指屈曲拘縮に対する上肢装具療法の効果 -手指機能と日常生活動作の改善に関する一症例報告-.作業療法 43(5), p686-693, 2024.


【学会発表(筆頭演者)】

1.視覚性運動失調を呈した症例を経験して~調理動作場面で見られた行動と改善からの考察~. 第31回近畿作業療法学会, 2011.

2.脳出血後,問題意識としての病識を得る為に難渋した症例~復職を目指したチームアプローチから~. リハビリテーション・ケア合同研究大会・くまもと, 2011.

3.交通外傷後,重度の意識障害を伴い,ADL全介助から歩行器歩行の獲得に至った症例-作業療法士の視点から--本人の能力を引き出した初期の関わりに焦点をあてて-.回復期リハビリテーション病棟協会 第21回 研究大会 in 金沢. 2013.

4.在宅脳卒中者のIADLに影響する要因~脳卒中発症前後で家事の実施頻度からの比較~. 第49回日本作業療法学会, 2015.

5.外来リハビリテーションと精神科デイケアの併用による長期的な支援により福祉就労に至った重度高次脳機能障害の一症例. 第25回全日本民医連神経・リハビリテーション研究会 in京都, 2015.

6.在宅脳卒中者の家事実施頻度に影響する要因. 第52回日本作業療法学会, 2018.

7.右頭頂葉側頭葉皮質下出血により,街並失認と道順障害,同時失認を呈した1例. 第42回日本高次脳機能障害学会学術集会, 2018.

8.軽~中等度脳卒中者の家事実施に影響する要因について. 第53回日本作業療法学会, 2019.

9.作業療法臨床実習の学内代替プログラムの紹介.第12回総合福祉科学学会, 2022.


【国際学会】

1.Kohei Kusuda, Rumi Tanemura. The frequency and predictors of instrumental activities of daily living patients with stroke after discharge from a convalescent rehabilitation ward. 8th APOTC (Sapporo, Japan) 2024.


【その他】

1.第10回京都府作業療法学会 教育講演 司会, 2025.

教育上の能力に関する事項

教育方法の実践例 ・授業中に、演習プリント・ディスカッションの機会・小テスト等を用いて、授業で学んだことをアウトプットできる機会を設けるようにしています。
・大学附属のリハビリ診療所の対象者の協力、研修先の施設での対象者の動画等を用いて、臨床像をイメージできる工夫をしています。
・自身が臨床時代に経験した、楽しかったことや達成感を得られたこと、反対に辛かったことや苦労したことなども伝えて、臨床の面白さを伝える工夫をしています。
・国試対策では学生ひとりひとりとの面談を重要視し、その人にあった勉強方法の提案・フォローアップを行うように心がけています。
作成した教科書、教材 -
実務の経験を有する
者についての特記事項
・臨床実習指導者講習会終了(2021/3/14)
・大学から受け入れた実習生等に対する指導
・ 同志社女子大学看護学会 シンポジウム2017, 2018 シンポジスト
・ 他大学での非常勤講師
教育・研究実績(外国語論文) Factors Associated with the Frequency of Doing Domestic Chores After Mild to Moderate Stroke (jst.go.jp)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/asiajot/17/1/17_9/_article
その他 <Read & Research map>
https://researchmap.jp/kohei.kusuda

職務上の実績に関する事項

資格、免許 作業療法士(57976号)
特許等 -
実務の経験を有する者についての特記事項 ・京都府作業療法士会学術部(2011~)
・第41回近畿作業療法学会事務局長(2021)
・京都府作業療法士会学術部長 (2024~)
・京都府作業療法士会理事 (2024~)
・第10回京都府作業療法学会運営委員(2024-2025)
・第11回京都府作業療法学会運営委員(2025-2026)
その他 ・科学研究費助成事業 若手研究(研究代表者)脳卒中者のIADLに影響を及ぼす要因の多角的視点からの分析と予測モデルの開発(2025-2028)

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