教育学科 子ども教育専攻について
子どもをめぐる状況が多様化する現在、幼稚園教諭や保育士に求められている資質は、教育・保育に関する専門的知識や技術、それに加えて子どもや保護者が生み出す諸課題に対応し解決できる能力も必要です。本専攻では、これら能力の育成に力を注ぎ、これからの幼児教育・保育の現場に必要とされる幼稚園教諭や保育士を養成します。
学科の特長
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幼児教育・保育の専門性とともに、
教育者としての資質を身に付けます幼稚園教諭・保育士に求められる専門知識や実践的指導力といった知識・技術は言うまでもなく、社会人としてのマナーや教養、高い倫理性、責任感など、教育者としての資質についても、しっかりと身につけます。
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保護者や地域との連携に不可欠な
コミュニケーション能力を磨きます子どもに見られる諸課題を解決するには、子どもや保護者、地域コミュニティとの連携が不可欠です。本専攻では、これらの人たちと円滑に連携するために必要な対人関係能力についても磨きます。
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今、教育現場に求められている、
発達障がいへの理解を身に付けます近年、幼児教育・保育の現場では、発達障がいのある乳幼児に対応する機会が急速に増えてきています。これらの乳幼児に対応をするうえで必要になる発達支援教育に関する知識・理解を身につけます。
学科のポイント
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子どもに見られる諸問題を解決するために、
子どもや保護者、地域との連携が必要になります。
これらの人たちと連携するための
対人関係能力を磨きます。
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近年、発達障がいのある子どもに対応する機会が増えてきています。
障がいのある子どもだけでなく、
周囲の人にも配慮した学級づくりができる
高度な指導力を身につけます。
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充実した教授陣による、優れた教育者を育成します。
国立教育大学での指導経験
を持つ、教授9名をはじめとする教育指導のプロが、
優れた教育人を育成します。
教育学科長インタビュー
多様性が叫ばれる昨今の日本の社会において、本当に多様性とは何かを理解している人はどれほどいるでしょうか。
子どもは一人一人が違っていて、それぞれがかけがえのない存在であるということは20世紀以降の世界で国を超えて共有された重要な認識です。日本でも基本的には子どもの個性を尊重した教育が標榜され、それに沿った教育が行われています。
しかしながら現代においても日本では、自己犠牲の精神や集団主義の考え方などがともすれば子どもの個性を制限するような方向に作用する場合があります。いじめや教師によるハラスメントなどの事例もなくなりません。いったいなぜこのようなことが起こるのでしょうか。
私がかつて滞在していたドイツのとある町では、私の娘が入学した小学校のクラス半分を外国人が占めていました。東欧系、ラテン系、アジア系、アラブ系、インド系など様々な人種が入り混ざり、仲良く現地のドイツ人の子どもと一緒にドイツ語でドイツの教育を受けていました。多様な価値観を持つ子ども達と先入観や思い込みのない状態で交流できたことは幼い娘にとっても貴重な経験になったであろうと思います。
娘が小学校2年生の頃、昼食を食べずに持ち帰ってきたことがありました。私は驚き、体調不良なのかと心配し事情を聞いてみると、「隣に座っている仲良しの友達が、今はイスラム教のラマダン(断食の時期)だから何も食べてはいけないらしく、昼食を持っていなかったので、私も友達のことを考え、何も食べないことにした」と答えました。
世の中には様々な自分の考え方とかけ離れた事象が存在するということ、そしてそれを受け入れ、理解したうえで自分がどう対応するべきか、ということを娘はこの体験から学び、自分なりに考えて答えを導き出したのです。私は娘の考え方を褒めてあげました。彼女の判断が正解かどうかを問題にする必要はなく、大切なのは7歳児が一生懸命考え、悩んで判断を下したという経験なのだと思ったからです。
子ども一人一人に寄り添い、その個性を尊重しあうこと、お互いの意見を尊重しあうことは時として理解しがたく、耐えがたいことであるかもしれません。しかしそれを常に意識し徹底することは教育に携わるすべての人々に必要な心構えなのではないか、と私は思います。
真の多様性を理解できる教育者を育てられるようになりたい、と考えながら教員一同、日々精進しております。
教育学科 子ども教育専攻 三つのポリシー
教育学科 子ども教育専攻のアドミッション・ポリシー(求める学生像と受け入れ基本方針)、
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)、
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