教育学科 子ども教育専攻について
子どもをめぐる状況が多様化する現在、幼稚園教諭や保育士に求められている資質は、教育・保育に関する専門的知識や技術、それに加えて子どもや保護者が生み出す諸課題に対応し解決できる能力も必要です。本専攻では、これら能力の育成に力を注ぎ、これからの幼児教育・保育の現場に必要とされる幼稚園教諭や保育士を養成します。
学科の特長
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幼児教育・保育の専門性とともに、
教育者としての資質を身に付けます幼稚園教諭・保育士に求められる専門知識や実践的指導力といった知識・技術は言うまでもなく、社会人としてのマナーや教養、高い倫理性、責任感など、教育者としての資質についても、しっかりと身につけます。
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保護者や地域との連携に不可欠な
コミュニケーション能力を磨きます子どもに見られる諸課題を解決するには、子どもや保護者、地域コミュニティとの連携が不可欠です。本専攻では、これらの人たちと円滑に連携するために必要な対人関係能力についても磨きます。
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今、教育現場に求められている、
発達障がいへの理解を身に付けます近年、幼児教育・保育の現場では、発達障がいのある乳幼児に対応する機会が急速に増えてきています。これらの乳幼児に対応をするうえで必要になる発達支援教育に関する知識・理解を身につけます。
学科のポイント
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子どもに見られる諸問題を解決するために、
子どもや保護者、地域との連携が必要になります。
これらの人たちと連携するための
対人関係能力を磨きます。
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近年、発達障がいのある子どもに対応する機会が増えてきています。
障がいのある子どもだけでなく、
周囲の人にも配慮した学級づくりができる
高度な指導力を身につけます。
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充実した教授陣による、優れた教育者を育成します。
国立教育大学での指導経験
を持つ、教授9名をはじめとする教育指導のプロが、
優れた教育人を育成します。
教育学部長インタビュー
わが国でも国際条約である障害者人権条約が批准され2014年2月に効力が発効しました。このことからも明らかなように、私たちはさまざまな、能力、個性、経済的背景、文化、人種、宗教をもつ人々が、それぞれの差異を理解し合って乗り越えながら、ともに健康で幸せに生きる「共生社会」の実現へと向かおうとしています。教育学部はこれからの共生社会を健康に生き抜いていける子どもたちを育てる指導者の育成をその使命としています。
発達支援教育専攻では、多様化する子どもの個性やその発達の有様を科学的に理解し、専門的知識に基づいて小学校教諭として活躍することをめざして欲しいと考えています。一方、子ども教育専攻では幼稚園や保育所で乳幼児の能力の育成に取り組んで欲しいと考えています。小学校で近年盛んに取り上げられるようになった子どもの多様化は、幼稚園や保育所で乳幼児が多様化していることと深く関連しています。子どもの多様化はどのような科学的理由に基づくのか、どのように対応することで一人ひとりの子どもの潜在的能力を最大限に引き出すことができるのかを学んで欲しいと考えています。私たちはそれらを学ぶためのカリキュラムを準備しています。
小学校や幼稚園教諭、保育士の仕事は子ども一人ひとりを相手にする教育・保育活動だけでは成り立ちません。子どもの個性を生かし、ともに楽しく集団生活を過ごすには保護者をはじめとする周辺の人たちのサポートが不可決です。地域に必要とされ愛される教育・保育活動の場をどのようにつくりあげればよいのかを幅広く学ぶカリキュラムも用意してあります。
子どもを受け入れるしなやかさと、寄り添える強さを持った教育者の育成に全力で取り組み、皆さんの学びを応援します。
教育学科 子ども教育専攻 三つのポリシー
教育学科 子ども教育専攻のアドミッション・ポリシー(求める学生像と受け入れ基本方針)、
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)、
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)はこちらからご覧ください。