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心理臨床学専攻(修士課程) 概要

2020年度入学生から大学院がより公認心理師に対応した枠組みにリニューアルします

・心理臨床学専攻の大学院は、文部科学省および厚生労働省より、「公認心理師」取得に対応したカリキュラムを実施することが認められています。

・そのカリキュラム内容に変わりはありませんが、2020年度入学生から、大学院修了に必要な要件を見直して、多様なニーズに応えることができるように準備しています。

・具体的には、これまでのように臨床心理士の受験に必要な科目すべてを履修することを、専攻の大学院生全員には修了要件として求めない制度になる予定です。これによって、多様なニーズに、以下のように応えようとしています。

◇ 公認心理師と臨床心理士の受験資格を同時に得る

心理学やそれに準じた専門の学部で、公認心理師のために履修が必要な科目を取得したと出身大学から認められた卒業者は、本学大学院で、必要な科目を履修すれば、修了時に、公認心理師と臨床心理士の受験資格を同時に取得することができます。(現在の在学生もこれが可能です。)

◇ 公認心理師の受験資格のみをめざす

上と同じように、学部で公認心理師のために履修が必要な科目を取得したと出身大学から認められた卒業者が、公認心理師の受験資格の取得のみをめざすものです。臨床心理士とのダブル資格取得をめざさない場合や、すでに臨床心理士資格をもっていて、大学院を修了して公認心理師の受験資格を得たい場合などに対応しています。

◇ 臨床心理士の受験資格のみをめざす

臨床心理士資格は学部の心理学教育を求めていません。したがって、非心理系学部の出身者や、すでに公認心理師をもっているが、さらに臨床心理士の資格をめざすという場合に対応しています。

◇ その他(二資格をめざさない)

どちらの資格の受験資格の取得もめざさず、大学院修士課程を修了して「修士(心理臨床学)」取得をめざすものです。すでにどちらかの資格やどちらの資格ももっていたり、別の資格をもっていて、心理学の専門知識を深め、修士号取得を目指す場合に対応しています。

  • 大学院の授業風景(心理・教育相談センター;櫻井先生):プレゼンテーションで提示された資料で討議が進められる。

  • 大学院の授業風景(院生講義室;谷向先生):授業は少人数で、参加者の活発な議論を中心に進められる。


*これらは履修にあたってのモデルです。入学後の履修の際に、ご自分のご希望に応じて科目を選択する時の参考となるものです。

心理二資格に対応し、現代社会のさまざまなニーズに応える高度専門職業人を養成します

心理学の専門家への期待が高まっています。この反映のひとつとして、公認心理師法では、医療・健康、教育、福祉、司法、産業という実践5領域が提示されています。これは、現在、そこで心理学専門家が活躍しているという実績がある領域を示しているのではなく、今後の活躍が期待される領域をあげているということができます。言い換えれば、今はまだ実践している人は多くはありませんが、今後は、資格をもって活躍することが期待されている領域なのです。新しく資格をめざす人たちには、先輩方が歩んできた道も大切にしながら、新しい領域にチャレンジすることが求められています。

■公認心理師

文部科学省および厚生労働省より、「公認心理師」養成に必要な科目の確認が完了した旨の通知があり、2018年度入学生から、「公認心理師」取得に対応したカリキュラムを実施することが認められました。これより、大学での条件を満たしている方が、心理臨床学専攻で開講される所定のカリキュラムを履修することにより、公認心理師国家試験受験資格及び、従来から取得可能であった臨床心理士受験資格の同時取得が可能となりました。

■臨床心理士

関西福祉科学大学大学院 社会福祉学研究科 心理臨床学専攻は、財団法人 日本臨床心理士資格認定協会 認定 第1種指定大学院です。

教育目的・目標

福祉社会を実現するために必要な高度な理念、理論、技術を教授し、人の幸せの実現に貢献できる高度専門職業人および専門職業人に対するリーダー・スーパーバイザー、ならびに研究者を養成し、福祉社会の構築に還流することを目的とする。
臨床福祉学専攻の前期課程では、現場の職業人に対して指導できるリーダーおよびスーパーバイザーを養成する。また、後期課程においては、社会福祉の高度な研究能力を育成することにより、教育者、研究者を養成することを目的とする。
心理臨床学専攻の修士課程では、心理臨床の高度専門職業人・心理臨床家を養成することを目的とする。


研究演習担当教員(2019年度)

2019年度より、心理臨床学研究演習Ⅰ・Ⅱを担当する教員数が拡大し、研究指導できる領域も幅広く、専門性も高くなっています。2019年に希望者がいなかった場合には実績としては開講していませんが、演習の担当者13名の名簿(五十音順)と演習以外に担当されている場合には授業名をあげておきます。

相谷登教授    司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開
粟村昭子教授   臨床心理査定演習II、臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習Ⅱ)、臨床心理実習Ⅱ・Ⅲ
宇恵弘教授    心理学研究法特論
柏木雄次郎教授  保険医療分野に関する理論と支援の展開、老年精神医学特論、臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習Ⅱ)、臨床心理実習Ⅱ・Ⅲ
亀島信也教授   発達心理学特論
木村貴彦教授   心理臨床学研究演習Ⅰ、心理臨床学研究演習Ⅱ
櫻井秀雄教授   心理臨床学特論II、心理実践実習Ⅰ、臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習Ⅱ)、臨床心理実習Ⅱ・Ⅲ
島井哲志教授   社会心理学特論
多田美香里准教授 心理統計法特論 
谷向みつえ教授  臨床心理面接特論I(心理支援に関する理論と実践)、臨床心理基礎実習、心理実践実習Ⅰ
長見まき子教授  産業・労働分野に関する理論と支援の展開
福田早苗教授   心理臨床学研究演習Ⅰ、心理臨床学研究演習Ⅱ
山田冨美雄教授  心の健康教育に関する理論と実践

 *各先生のご専門の詳しい紹介は、下記のページの中から、それぞれの先生の「詳しくはこちら」をクリックしてください。
 
 大学院担当教員のページ


専攻からのメッセージ

大学院の特徴

・関西福祉科学大学大学院・社会福祉学研究科心理臨床学専攻は、平成15年4月に設置され、15年の歴史と実績をもつ大学院です。
・また、心理学専門職の国家資格化に対応して、社会福祉学部臨床心理学科を改組し、平成28年4月より、心理科学部心理科学科として、学部教育の充実をはかっています。

公認心理師と臨床心理士を養成する大学院です

・心理臨床学専攻科は、文部科学省および厚生労働省より、「公認心理師」養成に必要な科目の確認が完了した旨の通知(平成30年10月1日付 29受初健食第23号、障精発1001第1号)を受け、「公認心理師」取得に対応したカリキュラムを実施することが認められました。
・また、日本臨床心理士資格認定協会により第1種大学院の指定を受けており、必要な科目を履修し単位を取得して修了後、認定試験を受けることができます。この実績がある点が大きな特徴です。

構造的でトップレベルの実習経験を学内と学外で取り組んでもらいます

・大学院在学中は学内実習、学外実習に積極的に参加して、実務経験をつむことが必要です。大人や子ども、さまざまなクライエントと関わります。
・公認心理師養成のための実習は、他の大学と同様にまだ始まったばかりですが、これまでの臨床心理士養成の実績と、修了生や関係機関のご協力を得て、充実した実習を目指しています。
・また、修了後も、心理学の専門性を高め続けることができるように、修士論文のための研究にあたっては、専門的な指導を充実させていきます。

臨床心理士資格を取得した修了生が活躍しています

・大学院修了後の進路は、(病院などの)医療現場、(学校などの)教育現場、(施設などの)福祉現場、(EAPなどの)産業領域、(博士課程へ進学して)研究領域など多様な場面で活躍しています。まさに、時代のニーズにあった心理専門職を育てています。
・また、現在、把握している情報では、これまでの修了生のうち33名が昨年の公認心理師試験を受験し、30名が合格しています(約91%)。今後、公認心理師としてますます活躍されることを期待し、大学としても支援したいと考えています。

心理臨床学専攻代表
島井哲志 教授