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心理臨床学専攻(修士課程) 概要

2022年度入学生から、より公認心理師に対応した枠組みにリニューアル

・心理臨床学専攻の大学院は、文部科学省および厚生労働省より、「公認心理師」取得に対応したカリキュラムを実施することが認められています。

・また、本学心理科学部心理科学科も「公認心理師」取得に対応したカリキュラムを提供してきました。そして、養成のための科目の充実に努めてきました。

・公認心理師養成は幾つかのルートが設定されていますが、主要なルートは専門学部を経て大学院に進学することに固まりつつあります。

・本学では、これに対応して、2022年度入学生から、学部教育のカリキュラムの見直しと大学院カリキュラムの見直しを連動して行っていきます。

・具体的には、学部の授業内容の充実と、それに伴い大学院は、それを前提とした、より専門的な実習中心のカリキュラムになる予定です。これによって、実力のある公認心理師養成をめざしています。

・また、6年間で得学ぶことを重視し内部推薦入学も充実させていきます。

◇ 公認心理師の受験資格を得る

心理学やそれに準じた専門の学部で、公認心理師のために履修が必要な科目を取得したと出身大学から認められた卒業者は、本学大学院で、必要な科目を履修すれば、修了時に、公認心理師の受験資格を取得することができます。

一方、資格のための受験資格の取得もめざさず、大学院修士課程を修了して「修士(心理臨床学)」取得をめざすことも可能です。すでに別の資格をもっていて、心理学の専門知識を深め、修士号取得を目指す場合などに対応しています。

公認心理師試験の第3回が終了し、現職の方々が受験する機会は限られています。現在、心理支援の職にはないが、公認心理師の資格をめざしたいという場合には、公認心理師という制度上は、心理学を専攻する学部教育から始める必要があるということになります。

  • 大学院の授業風景(心理研修センター;櫻井先生):プレゼンテーションで提示された資料で討議が進められる。

  • 大学院の授業風景(院生講義室;谷向先生):授業は少人数で、参加者の活発な議論を中心に進められる。


公認心理師資格に対応し、現代社会のさまざまなニーズに応える高度専門職業人を養成します

心理学の専門家への期待が高まっています。この反映のひとつとして、公認心理師法では、医療・健康、教育、福祉、司法、産業という実践5領域が提示されています。これは、現在、そこで心理学専門家が活躍しているという実績がある領域を示しているのではなく、今後の活躍が期待される領域をあげているということができます。言い換えれば、今はまだ実践している人は多くないが、今後は、資格をもって活躍することが期待されている領域なのです。新しく資格をめざす人たちには、先輩方が歩んできた道も大切にしながら、新しい領域にチャレンジすることが求められています。

■公認心理師

文部科学省および厚生労働省より、「公認心理師」養成に必要な科目の確認が完了した旨の通知があり、2018年度入学生から、「公認心理師」取得に対応したカリキュラムを実施することが認められました。これより、大学での条件を満たしている方が、心理臨床学専攻で開講される所定のカリキュラムを履修することにより、公認心理師国家試験受験資格の取得が可能となりました。

社会福祉学研究科の教育目的・目標

福祉社会を実現するために必要な高度な理念、理論、技術を教授し、人の幸せの実現に貢献できる高度専門職業人および専門職業人に対するリーダー・スーパーバイザー、ならびに研究者を養成し、福祉社会の構築に還流することを目的とする。
臨床福祉学専攻の前期課程では、現場の職業人に対して指導できるリーダーおよびスーパーバイザーを養成する。また、後期課程においては、社会福祉の高度な研究能力を育成することにより、教育者、研究者を養成することを目的とする。
心理臨床学専攻の修士課程では、心理臨床の高度専門職業人・心理臨床家を養成することを目的とする。


研究演習担当教員(2021年度)

本学は、心理臨床学研究演習Ⅰ・Ⅱを担当する教員数が多く、研究領域も幅広く専門性も高いのが特徴です。演習の担当者12名の名簿(五十音順)と担当されている公認心理師養成科目名は以下の通りです。

相谷登教授 司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開
粟村昭子教授 心理実践実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅱ
宇恵弘教授 
小笠原將之教授 保健医療分野に関する理論と支援の展開、心理実践実習Ⅱ・Ⅲ
木村貴彦教授 
櫻井秀雄教授 心理実践実習Ⅱ・Ⅲ
島井哲志教授 心理実践実習Ⅲ
多田美香里教授  
谷向みつえ教授 心理支援に関する理論と実践
津田恭充准教授 心理実践実習Ⅰ・Ⅲ
長見まき子教授 産業・労働分野に関する理論と支援の展開
福田早苗教授 
山田冨美雄教授 心の健康教育に関する理論と実践

*各先生のご専門の詳しい紹介は、下記のページの中から、それぞれの先生の「詳しくはこちら」をクリックしてください。

大学院担当教員のページ

専攻からのメッセージ

大学院の特徴

・関西福祉科学大学大学院・社会福祉学研究科心理臨床学専攻は、平成15年4月に設置され、15年の歴史と実績をもつ大学院です。
・また、心理学専門職の国家資格化に対応して社会福祉学部臨床心理学科を改組し、平成28年4月より心理科学部心理科学科として、心理専門職の養成に対応した学部教育の充実をはかっています。

公認心理師を養成する大学院です

・心理臨床学専攻科は、文部科学省および厚生労働省より、「公認心理師」養成に必要な科目の確認が完了した旨の通知(平成30年10月1日付 29受初健食第23号、障精発1001第1号)を受け、「公認心理師」取得に対応したカリキュラムを実施することが認められました。

構造的でトップレベルの実習経験を学内と学外で取り組んでもらいます

・大学院在学中は学内実習、学外実習に積極的に参加して、実務経験をつむことが必要です。大人や子ども、さまざまなクライエントと関わります。
・学内実習は、付属の心理・教育相談センターを活用して実施しています。この度、リニューアルいたしました(下の写真をご覧ください)。
・公認心理師養成の実習は、他の大学と同様に始まってからまだ時間が短いですが、これまでの臨床心理士養成の実績と、修了生や関係機関のご協力を得て、充実した実習を目指しています。
・また、修了後も、心理学の専門性を高め続けることができるように、修士論文のための研究にあたっては、発表会の開催など、専門的な指導を充実させていきます。

心理教育相談センターも、より快適にリニューアルされました。

・二階の広い部屋を活用し、動作法による、こころとからだを整える活動も行われています(床に緑のマットがある写真)。
・センター実習の記録などの学習活動に用いられる大学院生専用の部屋が2階に整備されています。
・おむつ交換台も備えられた清潔で快適な多機能トイレ(写真右下)も1階に整備されました。

修了生が活躍しています

・大学院修了後の進路は、(病院などの)医療現場、(学校などの)教育現場、(施設などの)福祉現場、(EAPなどの)産業領域、(博士課程へ進学して)研究領域など多様な場面で活躍しています。まさに、時代のニーズにあった心理専門職を育てています。
・また、これまでの本学大学院修了者のうち、多くの方々が公認心理師資格を得ており、第3回試験でも合格したという連絡をいただいています。今後、公認心理師としてのご活躍を大学としても支援したいと考えています。

心理臨床学専攻代表
島井哲志 教授