教育学部について
教育目標
教育および保育に関する知識と技能を教授するとともに、幅広い教養と豊かな人間性を培うことによって、幸せな未来社会の構築に貢献しうる、高い資質能力を有した実践的指導力のある専門的職業人を育成します。
学部長メッセージ
21世紀は、さまざまな、能力、個性、経済的背景、文化、人種、宗教をもつ人々が、それぞれの差異を理解し尊重し合いながら、その中でともに健康で幸せに生きる「共生社会」の実現へと向かおうとする時代だと言えます。本学教育学部は、福祉の総合大学の中に設けられた教育学部として、この共生社会を力強く生き抜いていける子どもたちを育てる教育者・保育者の育成をその使命と考えています。この使命を達成するために、本学教育学部では、そこでの学びを通じて、近年益々多様化する子どもの個性や発達の特徴を科学的な観点から理解し、それらに対処できるための専門的知識や技能を身につけることで、幼稚園や小学校の教諭、あるいは認定子ども園や保育所で保育士として生き生きと活躍する人を育てたいと考えています。
今日、新聞やテレビで度々目にする小学校段階における種々の課題は、実は、それ以前の乳幼児期段階における子どもたちのあり方が多様化していることと深く関連していると言えます。したがって、小学校教育におけるさまざまな課題に適切に対処するためには、それ以前の段階で起こっている子どもたちの多様化とその背景にある原因をしっかり理解しておくことが必要です。本学教育学部では、現代の子どもたちの乳幼児期から児童期における発達的特徴や多様化についての理論的、実践的学びを深めることを通して保育や、幼児教育、小学校教育の現場におけるよき実践者を育てたいと考えています。そして、私たちはそのために必要などこにも負けない教育プログラムを用意していると自負しています。
小学校段階で顕在化する課題のルーツが既に乳幼児段階にあるとすれば、校種間の違いを超えた連携、あるいは保護者や地域との連携が必要です。早くからさまざまな情報を共有し協力することでより豊かな教育的成果を生み出すことが期待できるからです。本学教育学部では、そうした校種や機関の違いを超えた連携の在り方と異なる組織間での連携を踏まえた教育・保育活動の場をどのようにつくりあげればよいのかを幅広く学ぶためのカリキュラムも用意しています。
本学教育学部は、さまざまな個性の違いのある子どもをありのまま受け入れるしなやかさと、子どもの持つ個性の違いに応じて柔軟に寄り添える懐の深さを持った保育者・教育者の育成に全力で取り組むことで皆さんの学びを応援していきます。
学科紹介
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子ども発達教育専攻
2022年度に教育学科を再編しました。希望する免許・資格に応じて入学後にコース選択ができるようになります。幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校教諭、保育士の中から、将来めざす進路に合わせてコース選択ができるので、取得できる免許・資格の組み合わせの幅が広がります!!
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子ども教育専攻
子どもをめぐる状況が多様化する現在、幼稚園教諭や保育士に求められている資質は、教育・保育に関する専門的知識や技術、それに加えて子どもや保護者が生み出す諸課題に対応し解決できる能力も必要です。本専攻では、これら能力の育成に力を注ぎ、これからの幼児教育・保育の現場に必要とされる幼稚園教諭や保育士を養成します。
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発達支援教育専攻
特別支援学校の教員はもちろん、通常学級の教員も発達障がいへの知識や理解をもつことは不可欠となってきました。本専攻では、小学校教諭としての専門的知識や技術を基盤とした実践的指導力、それに加えて特別支援教育に対する専門知識を養うことで、今日の教育現場で即戦力となる小学校教諭を育成します。
教育学部 三つのポリシー
教育学部のアドミッション・ポリシー(求める学生像と受け入れ基本方針)、
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)、
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)はこちらからご覧ください。