リハビリテーション学科 作業療法学専攻
講師 | 本多 伸行 ほんだ のぶゆき |
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専門分野 | 高次脳機能障害作業療法、地域リハビリテーション
高次脳機能障害者の社会復帰に必要な支援を研究しています。「みえない障害」といわれる高次脳機能障害の当事者や周囲の家族・支援者は、退院後様々な問題に向かっていく必要があります。医療サービスを受けた後、すぐに社会復帰ができるケースばかりではありません。病前ではできていたことが、受傷後できなくなることがたくさんあります。特に自宅での役割の再獲得・就労の再開に難渋する方が多いです。また、周囲の理解も得られにくいこともあります。スムーズに社会復帰できるよう、現場での実践を通し研究をしています。
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担当科目 | 基礎ゼミナールⅢ、基礎ゼミナールⅣ、作業遂行学Ⅰ(基礎)、身体機能作業療法評価学Ⅰ(検査測定演習・実習)、環境と作業療法、地域作業療法学、生活環境整備論、臨床実習Ⅰ(見学実習前期)、卒業研究、臨床実習Ⅱ(見学実習後期)、臨床実習Ⅵ(インターンシップ実習)、職業リハビリテーション演習、領域別演習(基礎・身体・精神・発達・地域)、身体機能作業療法総合演習Ⅱ(評価)、身体機能作業療法総合演習Ⅲ(治療)、作業遂行学Ⅱ(評価)、作業遂行学Ⅲ(治療)、身体機能作業療法治療学、臨床実習Ⅲ(評価実習前期)、臨床実習Ⅳ(評価実習後期)、臨床実習Ⅴ(総合実習) |
学位 | 保健学修士 |
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最終学歴 | 神戸大学大学院保健学研究科保健学専攻博士前期課程(2014年修了) |
教育・研究実績 | 関西福祉科学大学リポジトリ 【論文】(筆頭のみ) ・本多伸行・他:兵庫県の自動車運転支援の現状と課題 作業療法士を対象としたアンケート調査から. 兵庫県作業療法士会機関誌,10,23-30,2021. ・本多伸行・他:兵庫県作業療法士会教育部現職者共通研修班の活動と取り組み—講義形式の工夫とアンケート調査を通して分かった事—, 兵庫県作業療法士会機関誌5,8-11,2016. ・高次脳機能障害者(遂行機能障害)に対するグループ訓練におけるawarenessの変化について(修士論文). ・本多伸行・他:自立生活訓練センターの障害者自動車運転支援について報告.兵庫県社会福祉事業団紀要,2014. 【発表】 ・Nobuyuki H, et al, Relationship Between Cognitive Function and QOL in Community-dwelling Elderly: Focusing on Social Frailty, Malatsian Occupational Therapists National Conference, 2021. ・本多伸行・他:グループ訓練による高次脳機能障害者のSelf-awareness と心理的ストレスの関係性について,第54回日本作業療法学会, 2020. ・本多伸行・他:高次脳機能障害者のSelf-awareness特化型グループ訓練介入における心理的ストレスの変化, 第43回日本高次脳機能障害学会学術総会,.2019 ・本多伸行・他:グループ訓練後のSelf-awarenessの変化の効果 当事者と家族の精神的影響について.第53回日本作業療法学会,2019. ・Nobuyuki H, et al, Will short-term group training give an effect on self-awareness?. 16th NR-SIG-WFNR Conference incorporating the Andalusian Society of Neuropsychology's 15th SANP Congress,2019.(in Spain) ・グループ訓練を通して内省変化とともに行動変容が伴った1事例について. 第42回日本高次脳機能障害学会学術総会,2018. ・本多伸行・他:グループ訓練後のself-awarenessと生活の変化について.第52回日本作業療法学会,2018. ・本多伸行・他:淡路高次脳機能障害者の家族会「いざなぎ」活動への支援. 第24回兵庫県作業療法学会,2017. ・本多伸行・他:高次脳機能障害者に対するグループ訓練におけるawarenessの変化について. 第40回日本高次脳機能障害学会.2016. ・本多伸行・他:障害者の自動車運転に関わる指定自動車教習所へのアンケートの実施~連携にむけて~. リハビリテーション・ケア合同研究大会 長野2014. ・本多伸行・他:自立生活訓練センターにおける自動車運転評価・訓練の流れ ~障害者の自動車運転支援~. 第14回兵庫県総合リハビリテーションケア研究大会.2013. ・本多伸行・他:一般就労を目指した高次脳機能障害者に対する取り組み~集団訓練を通して~.第13回兵庫県総合リハビリテーションケア研究大会.2012. |
教育上の能力に関する事項
教育方法の実践例 | ・附属診療所にて、学生個々の課題に応じて学内授業に合わせた実習の実施 ・コロナ禍で感染予防を徹底した実習形態の実施 ・OSCEを利用した臨床技能・態度・思考過程の指導と試験の企画・実施 ・国家試験対策個別指導による学生フォロー ・国家試験対策合宿の企画・運営 ・授業内で実際の患者様を対象とした検査測定の実施 ・授業内で学びを深めるため小テストを毎回の実施 |
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作成した教科書、教材 | ・国家試験対策資料の作成 ・機能解剖の模型図の作成 |
実務の経験を有する 者についての特記事項 |
【講師】 ・高次脳機能障がいに関する交流会:「高次脳機能障がいと運転について」(2020) ・兵庫県作業療法士現職者共通研修:「作業療法における協業・後輩育成」(2018~2019) ・兵庫県作業療法士現職者共通研修:「事例報告と事例研究」(2018) ・京都府作業療法士会 第4回教育部研修会:「高次脳機能障害者の退院後の生活を見据えたアプローチ」(2017) ・洲本市民生委員・児童委員連合会 教育研修:「誰もがなり得る高次脳機能障害について」(2017) ・高次脳機能障がいピアサポート 伝でん勉強会:「高次脳機能障がいについて」(2017) ・高次脳機能障害リハビリテーション学習・交流会:「高次脳機能障害者についてのグループ訓練を通して」(2017) ・中丹高次脳機能障害者と家族の会「さくら」研修会:「高次脳機能障害者の方に対するセラピストの役割と連携について」(2017) ・神戸リカバリー研究会シンポジウム:「医療の立場から~作業療法士としての支援~」(2017) ・高次脳機能障がいサポートフレンズほっとパル勉強会:「高次脳機能障害 気付きについて」(2017) ・淡路リハビリテーション研究会:「セラピストの立場から自動車運転支援について」(2017) ・兵庫県作業療法士会淡路ブロック研修会:「注意障害の訓練方法 自動車運転について」(2016) ・あわじ荘地域交流セミナー:「脳の機能障害について」(2016) |
その他 | - |
職務上の実績に関する事項
資格、免許 | ・日本作業療法士 ・認定作業療法士(認定番号2003) ・臨床実習指導者(認定番号922) ・Assessment of Motor and Process Skills(AMPS)認定評価者 ・Evaluation of Social Interaction(ESI)認定評価者 |
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特許等 | - |
実務の経験を有する者についての特記事項 | 大阪府作業療法士会 現職者共通研修「事例検討・報告会」 査読委員(2020~) 大阪府作業療法士会 地域局 中河内ブロック ブロック員(2019~) 大阪府作業療法士会 地域局 中河内ブロック 柏原市代表・地域包括担当(2019~) 日本作業療法士協会 学術部員(2018~) 日本作業療法士協会 事例報告登録制度審査委員(2018~) 兵庫県作業療法士会 教育部部長(2015~2018) 兵庫県作業療法士会 教育部員(2010~2018) ・第42回日本高次脳機能障害学会学術総会 実行委員 ・第49回日本作業療法学会 準備委員会委員 |
その他 | 【研究助成】 ・科学研究費助成事業 若手支援 (研究代表者) 集団プログラムを用いた高次脳機能障害者の「就労支援モデル」開発(2020-2023) ・科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 (研究代表者)在宅型集団プログラムを用いた高次脳機能障害者の「地域実践型モデル」開発(2018-2021) ・兵庫県作業療法士会学術部研究助成 (研究代表者)自動車運転支援について、兵庫県内の作業療法士の実態調査研究 (2017-2018) |