健康科学科
教授 | 松村 歌子 まつむら うたこ |
---|---|
専門分野 | 英米法、人権、ジェンダー法、労働法
DVや性暴力、ハラスメントなど、主に女性が被害者となる暴力の被害者支援策や再加害防止策の検討のほか、性の多様性も踏まえて、働きやすい環境、学びやすい環境など労働の問題や学校教育の問題について研究しています。
|
担当科目 | 基礎ゼミナールⅢ、基礎ゼミナールⅣ、法学、日本国憲法、人権教育、労働関係法令Ⅰ、労働関係法令Ⅱ、インターンシップ科目(事前指導)、インターンシップ科目(インターンシップ・事後指導)、関係行政論、健康科学概論、多様性の理解 |
学位 | 法学修士 |
---|---|
最終学歴 | 関西学院大学大学院法学研究科(2004年3月単位取得満期退学) |
教育・研究実績 | 関西福祉科学大学リポジトリ (共著) ・家本真実、松村歌子、竹部晴美編著『岐路に立つ市民の司法参加制度~英米の陪審制度から日本の裁判員制度を考える』 第1部Ⅰ刑事編「アメリカのDVコートの概要と日本型DVコート導入の必要性」(125-150頁)、Ⅱ民事編<抄訳>「民事陪審裁判はZoomで行われるべきか?」(151頁)(日本評論社、2023年) ・都村尚子編著『権利擁護を支える法制度』 第1章「法の基礎知識」(2-14頁)、第3章「憲法」(22-33頁)、第4章「民法」(34-56頁)(ミネルヴァ書房、2023年) ・村尾泰弘編著『家族をめぐる法・心理・福祉~法と臨床が交錯する現場の実践ガイド』第1部3「家族の危機を理解するための基礎知識」(1)民法の基礎、民法改正の動向など(39-46頁)、(2)DVとストーカー~法的視点から(46-54頁))、(5)ハーグ条約と国際離婚問題(60-63頁)、4「児童虐待を理解するための基礎知識」(1)児童虐待防止法と親権制度の見直し(64-70頁)、第3部6「子どもの意見の尊重と子どもの手続代理人制度」(197-199頁)(法律文化社、2019年) ・谷口真由美編著『資料で考える憲法』「第2部第3章Ⅷ 経済的自由権・財産権」(163-171頁)、「第2部第3章Ⅸ 社会権」(172-204頁)、「第2部第7章 財政」(245-250頁)、「第2部第8章 地方自治」(251-261頁)(法律文化社、2018年) ・Utako MATSUMURA, 'Chapter 8 The Role of Civil Support Groups and Issues in Victim Support', edited by Yuki KATAGIRI, "Law and Policy on Domestic Violence in Japan: Realities and Problems" pp186-200 (小樽商科大学研究叢書、2016年) ・森長秀編著『法学入門』「第11章 労働法」(217-242頁)(光生館、2015年) ・法執行研究会編『法はDV被害者を救えるか~法分野協働と国際比較』、「第3章-4 DVと量刑上の考慮」(270-291頁)、「第4章-2 行政と長期的支援構築上の課題」(324-353頁)、「第5章-8 ニュージーランドにおけるDV防止法と暴力防止プログラム」(466-486頁)(商事法務、2013年) ・関西福祉科学大学健康科学科編著『健康科学入門 2訂版』、「II2 健康と労働と法~労働災害~」(59-67頁)、「III4 健康とジェンダーと法~職場におけるセクシュアル・ハラスメント」(191-199頁)(文理閣、2012年) ・三村寛一編著『スポーツ指導者のためのスポーツと法』、「過失と損害賠償」(86-95頁)、「スポーツ事故判例集」(105-122頁)(嵯峨野書院、2011年) ・二宮周平・村本邦子編著『法と心理の協働~女性と家族をめぐる紛争解決へ向けて』「第2部 米国調査に学ぶ法と心理の連携」の「リーガルクリニックとは」(44-50頁)、「第4部 ケースに見る法と心理の協働の可能性」の「ドメスティック・バイオレンス」(207-220頁)(信山社、2006年) (論文その他)【2018年以降の主な業績】 ・松村歌子「『逃げないDV』対応として加害者プログラムの導入を」『ジェンダー法研究』10号123-134頁(信山社、2023年) ・松村歌子、清末愛砂、宮園久栄、井上匡子「DV加害者プログラムを現行制度の中でどう位置付けるか」『司法福祉学研究』23号168-172頁(2023年) ・矢野恵美、松村歌子、立石直子、齋藤 実「受刑者を親にもつ子どものためにできること~子どもたちのための冊子づくり」『司法福祉学研究』23号182-186頁(2023年) ・松村歌子「書評・浅倉むつ子著『新しい労働世界とジェンダー平等』」『ジェンダーと法』20号188-189頁(2023年) ・松村歌子「DV事案に関して、日本型の問題解決型裁判所の導入はできないか~DV事案の現状理解と行政書士業務との関連について」『行政書士大阪』2023年8・9月号22-26頁(2023年) ・松村歌子「親が拘禁されている子の支援と社会的養護」『亜細亜女性法學』第25号99-120頁(2022年) ・松村歌子、清末愛砂、宮園久栄、井上匡子「加害者対応と被害者支援の交錯~DV事案を手掛かりに」『司法福祉学研究』22号133-142頁(2022年) ・松村歌子「DVの再加害を防止するために~ニュージーランドのファミリー・バイオレンス法を参考に」『亜細亜女性法學』第23号171-204頁(2020年) ・松村歌子、宮園久栄、李妍淑、橋場典子、井上匡子「ソーシャルワーク機能の再検討及び当事者支援のあり方~DV事案における当事者支援を参考に」『司法福祉学研究』20号154-158頁(2020年) ・松村歌子「DV被害者支援の実質化に向けた一考察」『亜細亜女性法學』第22号103-122頁(2019年) ・松村歌子、清末愛沙、宮園久栄、橋場典子、井上匡子「DVの再加害を防止するために何が必要か~カナダ、シンガポールにおける取組みを手掛かりに」『司法福祉学研究』19号134-137頁(2019年) ・松村歌子「DV防止法の課題と加害者への働きかけのあり方~ニューヨーク州のDV施策を手掛かりに」関西学院大学法政学会『法と政治』70巻1号397-439頁(2019年) ・福田早苗、木村貴彦、治部哲也、松村歌子、長見まき子、山内彰「インターンシップ科目実施前後の学生の意識・心理的変化について」『総合福祉科学研究』第10号9-16頁(2019年) ・松村歌子「学校現場における性的マイノリティの児童生徒をめぐる課題」『ジェンダー法研究』第5号137-154頁(2018年) ・松村歌子「『住まい』の視点からみたDV保護命令と被害者支援」『亜細亜女性法學』第21号93-118頁(2018年) ・松村歌子、梅澤彩、清末愛砂、井上匡子「家族紛争解決手続の多様化とその課題~ニュージーランドの新たな取組み(FDR・DV法制)を手掛かりに」『司法福祉学 研究』18号144-147頁(2018年) ・松村歌子、福島由利子、武内ジェーン、山崎パチャラー、安部陽子、木村美由紀、井上匡子「外国籍のDV被害者支援を考える~多様な支援を目指して」第20回全国シェルターシンポジウム2017in東京大会報告集91-94頁(2018年) ・木村貴彦、福田早苗、松村歌子、長見まき子、山内彰「インターンシップ科目を履修した学生の意識変化」『総合福祉科学研究』9号1-7頁(2018年) |
教育上の能力に関する事項
教育方法の実践例 | ・関西学院大学法学部 非常勤講師「法のしくみと考え方」(2012年~隔年)、教育学部 非常勤講師「法学」(2014年~) ・神戸常盤大学保健科学部 非常勤講師「労働基準法」「労働安全衛生法規」(2015年~) ・神戸女学院大学 非常勤講師「ジェンダー学b」(2019年~) |
---|---|
作成した教科書、教材 | ・『権利擁護を支える法制度』 第1章 法の基礎知識、第3章 憲法、第4章 民法(ミネルヴァ書房、2023年) ・『資料で考える憲法』第2部第3章Ⅷ 経済的自由権・財産権、Ⅸ 社会権、第7章 財政、第8章 地方自治(法律文化社、2018年) ・『法学入門』第11章 労働法(光生館、2015年) ・『健康科学入門 2訂版』II2 健康と労働と法~労働災害、III4 健康とジェンダーと法~職場におけるセクシュアル・ハラスメント(光生館、2012年) |
実務の経験を有する 者についての特記事項 |
- |
その他 | <Read & Research map> https://researchmap.jp/Utako |
職務上の実績に関する事項
資格、免許 | - |
---|---|
特許等 | - |
実務の経験を有する者についての特記事項 | ・学術研究助成基金助成金(基盤研究C)「DV事案における加害者対応と被害者支援の交錯~司法の新しい役割」(研究代表者)(課題番号22K01295)(2022年~2024年度) ・学術研究助成基金助成金(基盤研究C)「DVの再加害防止に向けた法制度の総合的研究」(研究代表者)(課題番号19K01438)(2019年~2024年度) |
その他 | ・内閣府委託事業「民間シェルター等による配偶者暴力被害者等の支援の充実のための調査研究事業」の検討会の委員に就任(2020年度~2021年度) ・内閣府委託事業「配偶者暴力被害者等交付金審査委員会」の委員に就任(2021年度~2023年度) ・内閣府委託事業「DV相談プラス事業における相談支援の分析に係る調査研究事業」の検討委員に就任(2021~2023年度) |