リハビリテーション学科 理学療法学専攻 Physical Therapy

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中野 禎

リハビリテーション学科 理学療法学専攻

准教授 中野 禎 なかの ただし
専門分野

整形外科学

臨床では整形外科疾患、中枢疾患、地域リハビリテーションなど様々な分野に理学療法士として携わってきました。特に、整形外科疾患に強い興味を持ち、肩関節疾患を中心に手術後の治療について研究を行っています。
担当科目 運動・応用生理学、運動器障害理学療法学Ⅰ(基礎)、基礎ゼミナールⅢ、基礎ゼミナールⅣ、理学療法特論、理学療法評価学Ⅰ(概論・バイタル・形態測定、ROM、痛み)、理学療法評価学Ⅱ(筋機能)、臨床実習Ⅰ(臨床見学実習)、臨床実習Ⅱ(臨床評価実習)、臨床実習Ⅲ(臨床治療実習)、臨床実習Ⅳ(保健福祉実習)

MESSAGE

この2012年度まで学園内の専門学校理学療法学科の教員として約4年間、学生教育に携わってきましたが常に学生目線の視点を忘れないよう努めてきました。2013年度から大学保健医療学部に助教として皆さんの理学療法士への目標に少しでも手助けができたらと考えています。専門分野は整形疾患を対象とします。特に肩関節疾患について臨床や研究に従事しておりますので興味のある方は研究室を訪ねてください。

学位 医科学修士
最終学歴 大阪市立大学医学部医学研究科修士課程(2013年3月)
教育・研究実績 関西福祉科学大学リポジトリ

(論文)
1.森耕平、中俣恵美、中野禎 リハビリテーションスタッフが医療ソーシャルワーカーへ期待する役割 関西福祉科学大学紀要、pp261-275
2.中俣恵美、林部博光、中野禎、森耕平 「日常生活活動」と「生活」の関係性 -理学療法士の視点より- 総合福祉学研究創刊号、pp167-181
3.片岡紳一郎、阿曽絵巳、中野禎、中俣恵美 臨床実習成績不良者の情意面の傾向分析 第45回全国理学療法士学術大会誌、P1494
4.中野 禎 個別機能訓練計画に基づく運動の実施、評価記録の実際 日総研 通所介護&リハ 2007年 Vol.5 9.10月号、pp53-59
5.紺谷仁、萬本智幸、西尾直行、中野禎 上腕骨骨折に対する機能的装具 理学療法=Journal of physical therapy 15(1) 、pp.22-25

(学会発表)
1.中野禎、村西壽祥、中土保、伊藤陽一 About the reproducibility of the supraspinatus muscle image evaluation with MRI  ICSES / ICSET 2013 4th International Congress Shoulder and Elbow therapists
2.中野禎、村西壽祥、中土保、伊藤陽一 Correlation between clinical evaluation with Shoulder 36 and actual functional measurement in shoulder disease  ICSES / ICSET 2013 4th International Congress Shoulder and Elbow therapists
3.中野禎、村西壽祥、新枦剛也、中土保、片岡紳一郎、森耕平、中井絵巳、伊藤陽一 患者立脚肩関節機能評価と肩関節機能との関連性について 2012年10月 第9回 肩の運動機能研究会
4.中野禎、村西 壽祥・中土保・伊藤陽一 MRIにおける棘上筋画像評価の再現性について 2011年10月 第8回 肩の運動機能研究会
5.中野禎、村西壽祥、新枦剛也、木村祥明、中土保、片岡紳一郎、森耕平、伊藤陽一 .Hand-held DynamometerとTorque Machineとの関係性 —健常者における肩内外旋筋力について— 2011年5月 第46回日本理学療法学術大会
6.片岡紳一郎、中野禎、森耕平、中俣恵美、西井正樹、中辻裕一 食事による呼吸機能への影響 —腹部内臓器の状態変化と肢位の違いから— 2011年5月 第46回日本理学療法学術大会
7.宮田照美、中野禎、中川晃秀、上田美代子、太田耕治、明道和巳、堤俊彦、塩中雅博 在宅リハビリテーション現場におけるセラピストのストレス調査 2004年5月 第39回日本理学療法学術大会
8.中野禎、西尾直行 外傷後の膝関節拘縮に対する理学療法 1998年3月 第8回奈良県理学療法士学会

教育上の能力に関する事項

教育方法の実践例 1. 視覚的認知を促すための工夫
整形外科疾患の画像診断と題した講義の中でレントゲンやMRI画像などのワードで作成した資料を作成し、学生に配布、それに対応したパワーポイントの資料にて画像診断の方法や読映するためのポイントなどアニメーションを活用し、視覚的に認知しやすいように工夫しながら学生の理解を促すようにしている。

2. 基礎を振り返り、臨床を見据えた取り組み
講義内容は毎回独自の資料を配布し、教科書と合わせて講義を進めている。また実技が必要な科目についてはデモンストレーションで運動学など基本的知識の振り返りから行い、それらをイメージしやすいよう工夫し、より臨床に近い形を再現しながら講義を行なうよう意識している。

3. リアクションシートの活用
毎授業の最初にリアクションシートを配布し、授業の感想や質問などを記載させ、授業後に回収。学生の授業に対する理解度を把握し、以降の授業内容に反映する努力をしている。シートには質問に対する回答やコメントを入れ、次の授業時に学生へフィードバックするようにしており、特に理解の悪い内容については早期に問題解決できるよう復習として再度、工夫した内容で授業を実施している。

4. 症例グループ担当による実践的指導
臨床研究という授業において、数人の学生グループを担当し、理学療法士にとって必要な思考過程や評価から治療体験に至るまでの一連の流れを学生に対し、反復して指導を行なうことで細やかな対応を行なうことで学生の理解を深めるように努めている。

5. 実技系臨床能力向上
各種実技系のテストをスタンプラリー形式で実施。 その中で一部種目を担当し、実技レベルの向上、臨床応用能力への転換を目指し、個々に指導を行ない熟練度の低い学生に対しては何度も繰り返し指導し、その能力の向上に努めている。
作成した教科書、教材 1. 整形外科疾患学
骨折の基礎知識、関節運動学や機能解剖などの解説、肩関節障害(肩関節周囲炎、腱板断裂など)、肘関節障害(変形性関節症や骨折後の変形など)、手関節周辺骨折における障害、手指の腱断裂などそれぞれ画像診断や各種徒手検査法など授業用教材として他の教科書などを参考に独自で学生にわかりやすい教材を作成。

2. 画像診断(レントゲンの見方、読影) レントゲンの見方として、正常像を記したワード資料を用いるほか、学生の理解を促すためにパワーポイントなどの視覚資料を多用。また例題として学生に異常所見を考えさせるような内容となっている。

3. 歩行障害について
理学療法士は基本動作能力を中心に改善を図り、生活機能を向上させる能力が求められる。歩行について、まず人はなぜ立っていられるのかについて、その姿勢、姿勢反射など神経機構について分かりやすく図を示しながら解説した資料を作成。

4. 協調性障害について
運動のプログラミング機構やその障害についてその原因を分かりやすく図を用い、各種障害についての運動療法の具体的方法や手技を説明した資料を作成。

5. 痛み・末梢神経障害
受容器から中枢へ至るまでの伝導路、痛みの分類など痛みのメカニズムについての資料を作成し、臨床上よく遭遇する痛みについての理解を深め、具体的な対処法や治療について解説した資料を作成。

6.運動療法
運動療法は理学療法士の最も頻度の高い治療手段の一つである。関節の構造や関節運動学、筋の収縮機構、随意運動や運動制御など運動療法に必要な基礎知識をまとめて作成。
実務の経験を有する
者についての特記事項
臨床実習指導者としてスーパーバイザーまたはケースバイザーとして学生の臨床教育に携わり、学生の直面している問題を把握することに努め、学生の個性や能力を損なわないような指導を常に意識していた。また学内では出来ない多くの経験を積んでもらうように心がけ指導していた。
その他 -

職務上の実績に関する事項

資格、免許 理学療法士免許
特許等 -
実務の経験を有する者についての特記事項 救急医療、運動器疾患の超急性期の術後管理からリハビリテーションに携わり、医療に携わるものとして医学に精通できるようリハビリテーション分野のみならず運動器疾患の手術法、術後管理、画像診断、臨床検査学など多くの分野について学び、また理学療法士として患者様の社会復帰に向けて力を注いできた。
その他 -

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