教育学科 子ども発達教育専攻 Special Needs education

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山本 真紀

教育学科 子ども発達教育専攻

教授 山本 真紀 やまもと まき
専門分野

分子細胞遺伝学、理科教育

植物ゲノムをDNAや染色体のレベルで解析する分子細胞遺伝学が専門です。植物が雑種や倍数体を作るしくみを明らかにするために、減数分裂異常や染色体のエピジェネティクスについて実験、研究を行っています。また、遺伝学の知識を生かし「遺伝教育」の問題や解決法についても研究しています。
担当科目 微生物学、公衆衛生学、研究演習Ⅰ、研究演習Ⅱ、研究演習Ⅲ、研究演習Ⅳ、子どもと自然、理科(小)、初等教科教育法(理科)、生物学入門

MESSAGE

コムギやタマネギなどの有用植物について遺伝子や染色体の研究を行っています。蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)法という実験によって、染色体やDNAファイバー上に植物の遺伝子を目で見えるように検出したり、動原体など染色体に関係する特定のタンパク質を免疫染色で可視化したりして研究を進めており、国内外との共同研究も積極的に行っています。
また、教育学部のゼミでは、研究内容を活かして動植物を材料とした小学校理科の実験教材の研究を予定しています。私は、小学校の理科の授業でアサガオの花の色素を写し取る実験を夢中になってやりました。子どもの心に色濃く残る体験や学びを提供できる、楽しい理科実験ができる先生になりませんか?ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!

学位 京都大学博士(農学)
最終学歴 大阪教育大学教育学部(1988年修了)
教育・研究実績 関西福祉科学大学リポジトリ

【主な著書】
・幼稚園・小学校の教育の理論と指導法(再版),鼎書房,2019年
・The Allium genomes (eds. Shigyo, M., Khar, A., Rahman, M.A.E.). In: Compendium of Plant Genomes (Series eds. Kole, C.), Springer International Pnblishing, 2018年 
・Molecular Breeding for Sustainable Crop Improvement. Springer Verlag, 2016年
・クロモソーム-植物染色体研究の方法-,養賢堂,2006年
・「共生」に学ぶ-生き物の知恵-ポピュラーサイエンス273,裳華房,2005年
・Plant Cytogenetics,S. Karger Medical and Scientific Publishers,2005年

【最近の主な業績】
・「理科」図工」「音楽」の連動による教科横断的なSTEAM教育の実践研究. 関西福祉科学大学紀要第26号:53-67, 2022
・自然科学系大人数授業におけるグループワークによるアクティブ・ラーニングの実践と教育効果の一考察. 関西福祉科学大学紀要第23号:95-102, 2019
・Delineation of methylation and histone modification: the epigenetic regulatory marks show slightly altered distribution with the elevation in ploidy level in the orchid Dendrobium nobile. The Nucleus, DOI 10.1007/s13237-018-1231-1, 2018
・学習指導要領の研究 ~新旧学習指導要領理科の対比による小学校理科学習指導要領の改善についての検討~. 総合福祉科学研究8号:61-71,2017
・Molecular cytogenetic approaches in exploration of important chromosomal landmarks in plants. In: Biodiversity and Sustainable Development (eds. Vijay Rani Rajpal, S. Rama Rao and S.N. Raina). Springer Verlag, Dodrecht, pp.127-148, 2016
・Dual modified antiphospho (Ser10)-acetyl (Lys14)-histone H3 predominantly mark the pericentromeric chromatin during mitosis in monokinetic plants. Journal of Genetics, DOI 10.1007/s12041-016-0723-1, Vol. 95, No. 4, 2016
・Distinct chromatin environment associated with phosphorylated H3S10 histone during pollen mitosis I in orchids. Protoplasma, DOI 10.1007/s00709-015-0925-z, 2016.
・Molecular cytogenetic and epigenetic components of crossing barriers and peculiar reproduction ability in Allium, hybrids. The Nucleus, 58(3):165-172, 2015.
・Immuno-cytogenetic manifestation of epigenetic chromatin modification marks in plants. Planta, 241:291–301, 2015.
・The D-genome plays a critical role in the formation of haploid Aegilops tauschii through Imperata cylindrica mediated uniparental chromosome elimination. The Nucleus, 58(3):199-206, 2015.
・Molecular cytogenetic use of BAC clones in Neofinetia falcata and Rhynchostylis coelestis. The Nucleus, 58(3):207-210, 2015.
・遺伝教育におけるシンガポールと日本の比較—シンガポール教育の優れた点.生物の科学 遺伝, 69(3), 190-197, 2015.
・インドにおける高等学校教育の"遺伝の科学"—段階的遺伝学習プログラム. 生物の科学 遺伝, 69(3), 198-203, 2015.
・ネギ属雑種植物における減数分裂異常と染色体動態の解析.関西福祉科学大学紀要18:51−62, 2015.
・Cellular localization of mitotic RAD21 with repetitive amino acid motifs in Allium cepa. Gene, 514: 75-81, 2013.
・Chromosome dynamics visualized with an anti-centromeric histone H3 antibody in Allium. PLoS ONE, 7(12): e51315, 2012.
・Random BAC FISH of monocot plants reveals differential distribution of repetitive DNA elements in small and large chromosome species. Plant Cell Report, 31: 621-628, 2012.
・DNA methylation and histone modification in onion chromosomes. Genes Genet. Syst. 85(6):377-382, 2010.
・Visualization of multiple T-DNA loci by FISH on extended DNA fibers. Plant Biotechnology 26(4):421-425, 2009.
・Extended DNA fiber FISH in plants: Visible messages from cell nuclei. The nucleus 50, 3:439-452, 2007.
・Starch branching enzyme IIb in wheat is expressed at low levels in the endosperm compared to other cereals and encoded at a non-syntenic locus. Planta 222:899-909, 2005.
・Rearrangements of large-insert T-DNAs in transgenic rice. Molecular Genetics and Genomics 273:123-129, 2005.
・High-resolution physical mapping of secalin-1 locus of rye on extended DNA fibers. Cytogenetic and Genome Research 109: 79-82, 2005.
・Complementation of sugary-1 phenotype in rice endosperm with the wheat isoamylase1 gene supports a direct role for isoamylase1 in amylopectin biosynthesis. Plant Physiology 137:43-56, 2005.

【国際会議の招待講演】
・Genomic organization and chromosome dynamics in an Allium hybrid, The 5th Asia Chromosome Colloquium (ACC5), Bangkok, Thailand, 2015.
・Molecular cytogenetic analysis of defective meiotic division in Allium hybrids. 3rd Asian Chromosome Colloquium (ACC3), Osaka, Japan, 2008.
・Physical mapping of wheat glutenin genes in circular BACs by FISH. 2nd Asian Chromosome Colloquium (ACC2), Daejeon, Korea, 2004.
・FISH on DNA fibers Japan-Korea Joint Seminar "Prospect of plant Chromosome research in the 21st century –polyploidy and diversity-", Kumi, Korea, 2002.
・Molecular combing for high-resolution mapping and its applications. 1st Asian Chromosome Colloquium, Beijing, China, 2001.
・High-resolution mapping in wheat and rye by FISH on extended DNA fibers. 9th International Wheat Genetics Symposium, Saskatoon, Saskatchewan, Canada, 1998.

【学会等の活動】
・国際婦人年連絡会分野別委員会 教育・マスメディア委員会委員(2022年〜)
・The Nucleus(Springer)、Associate Editor(2021年〜)
・染色体学会理事(2022 年〜)
・染色体学会学会誌編集委員(2020 年〜)
・日本女性科学者の会理事(2023年5月〜)
・日本女性科学者の会「自ら学ぶ科学教育に関する勉強会」企画・担当(2022年〜)
・第8回Asia-Pacific chromosome Colloquium(APCC8)Scientific Committee (トルコ、2023年)
・第3回Asia chromosome Colloquium(ACC3)運営実行委員(大阪、2008年)

教育上の能力に関する事項

教育方法の実践例 【ICT教育実践】
教育学部教員13名による共同研究(令和2年度関西福祉科学大学共同研究「新学習指導要領がめざす「未来を生き抜く力」を備えた教員養成のために−シリーズ(1)ICT教育−」)の成果を活用し、小学校教員養成課程の理科の教科や指導法の科目で、新学習指導要領に対応した「プログラミング学習」やICTを活用した理科授業の取り組みを進めている。例えば、デジタル教科書や電子黒板、パワーポイントや映像教材を使った模擬授業や、レゴ社のアプリケーションソフトとレゴブロックを用いたプログラミング教材体験と指導案作りの指導を行っている。

【STEAM教育実践】
小学校教科におけるSTEAM教育実践の試みとして、2021年度から小学校教員養成課程の指導法の複数の科目(理科、図工、音楽)を横断的に連動させる新しい教育法に着手・実践した(令和3年度関西福祉科学大学学長裁量経費「『理科』『図工』『音楽』を連動させた教科横断的なSTEAM教育の実践研究」)。
作成した教科書、教材 ・「幼稚園・小学校の教育の理論と指導法」、鼎書房、2018年 
・「公衆衛生学実験・実習」,建帛社,2011年.
・ポピュラーサイエンス「『共生』に学ぶ-生き物の知恵-」,裳華房,2005年
実務の経験を有する
者についての特記事項
・日本女性科学者の会勉強会「自ら学ぶ科学教育」
 https://sjws.or.jp/archives/event/  
・日本女性科学者の会SJWSロールモデル集「好きなことを進路に選ぼう!」
 https://sjws.or.jp/member/rolemodel
・地域講演会:2回(第19回歴史市民講演会、2013年、サイエンスカフェ伊丹「染色体で何がわかる?」 2015年)
・大学公開講座:4回(関西女子短期大学 2002年、1988年)
・学外講義:4回(六甲高等学校 2006年、京都産業大学 2005年、大阪府立東百舌鳥高等学校 2000年)
・教育講演:1回(兵庫県高等学校教育研究会 1997年)
その他 ・表彰:4件(平成24年度関西福祉科学大学教育活動表彰、令和元年度関西福祉科学大学教育活動顕彰(教育実践)、令和2年度関西福祉科学大学教育活動顕彰(学務)、令和3年度関西福祉科学大学教育活動顕彰(社会的貢献))
・教育貢献:5件(著書「『共生』に学ぶ−生き物の知恵」(裳華房2005)の一部が試験問題や教材として使用されています。主な提供先:株式会社アップ進学館「小4夏期講習小テスト7」(平成30年)、株式会社ベネッセコーポレーション「クラスベネッセ12月号」(公立中高一貫講座)小学4年生(平成28年)、株式会社アップ進学館「小4夏期テキスト」(平成28年)、SAPIX小学部塾内教材(平成23年)、埼玉県小・中学校学習状況調査問題(平成18年))

<Read & Research map>
https://researchmap.jp/read0042212

職務上の実績に関する事項

資格、免許 教員免許(小学校、中学校(理科)、高等学校(理科)、幼稚園)
特許等 -
実務の経験を有する者についての特記事項 ・国内のセミナー・講演等:セミナー「新学習指導要領のめざすわが国の科学教育の動向」(東京農工大学、令和4年度)、講演会(「私たちの細胞・身体の情報を自分で引き出す科学と教育-人間社会の再考」日仏科学学術交流Manuel Thery 博士来日記念講演会)「命の教育を始めよう」パネルディスカッション司会(東京農工大学、令和4年度)
・国内外の大学との共同研究:6件(米国カンサス州立大、韓国慶北大学、インドHP農業大学、インド国立医用芳香植物研究所、岡山大学資源植物科学研究所、京都産業大学)
・渡航研究:12回(米国、韓国、インド)
・海外セミナー講演:3回(インド)
・海外の博士号学位審査(海外):1件(インド)
その他 ・科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費(研究成果公開発表(B)))「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI」「遺伝子が見えた!実体験から学ぶ楽しい遺伝」(代表者)のプログラム実施.令和4年8月28日.関西福祉科学大学.
・ 科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費(研究成果公開発表(B)))「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI」「「遺伝」って何だろう?植物の観察から学ぶー遺伝の不思議ー」(代表者)のプログラム実施.令和3年8月22日.関西福祉科学大学.
・著書(裳華房2005年)への書評:3件(「生物の科学 遺伝」2008年、「私たちの自然」2005年、「BIRDER」2005年)
・表彰:1件(平成18年度関西福祉科学大学・関西女子短期大学学術研究褒賞)

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