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得津 愼子

心理臨床学専攻修士課程

兼任 得津 愼子 とくつ しんこ
専門分野

ソーシャルワーク(社会福祉相談援助の方法)、システム論に基づく家族療法、家族支援

・社会福祉の現場でサービス利用者にどのように働きかけ、関わっていくかについて、より効果的な支援やサポートのあり方を検討しています。
・現代の日本の家族は、いろいろな困り事や重荷を抱えて、SOSを発信しています。その家族を支援するときに大変役に立つ専門的な方法であるシステム論に基づく家族療法について、理解を深め、現場で実践できるようにトレイニング方法を研究しています。
担当科目 心理学研究法特論、家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践

MESSAGE

☆ゼミでは、「大学で学ぶ」ための学び。世界に一つしかない「あなたの卒業論文」をゼミのみんなで一緒に考えながら書きていきます。 例えば、子育て支援や介護、あるいは家庭内での虐待等々、お年寄り、子ども、障害をもった方、地域全体、学校、病院、会社など様々な場面や状況で「家族支援」は必要とされています。私たちソーシャルワーカーができることを実際の事例の検討や、専門的なスキルトレイニングも含めて、みんなで学んでいきます。 その他の講義や演習でも:主に「家族支援」のための考える枠組や理論・具体的な解決方法について学び、いずれ必要となる現場でのファミリーソーシャルワーク実践の種まきをします。

☆ システム論に基づく家族療法専門の相談機関での家族療法実践で、社会的に不利益な状態におかれて辛い出口のない思いをしている沢山のひとと出会いました。また、そのひとや家族のサポートに当たって立ちすくむ専門家とも多く出会いました。それらの人びととの相談を通して、個人・家族にとどまらず生活全体に関わって人びとをサポートするソーシャルワークの重要性を痛感しました。専門は「」の支援—ファミリーソーシャルワークーですが、家族や人びとのwell-beingのために専門家が何ができるかを考えています。

☆ 「考えること」、「悩むこと」、「伝えること」はとても楽しい生活の一部です。そうしたことの仲間作りをしていきましょう!

学位 社会福祉学修士 Master of Social Work
最終学歴 米国ペンシルヴァニア大学社会福祉事業大学院(1991年修了)
教育・研究実績 (単著)
・「ソーシャルケースワーク-社会福祉援助技術の理論と方法」(ふくろう出版 2008年)
・「改訂家族援助の理論と実際‐システム論に基づいた家族福祉の実践‐」(西日本法規出版 2005年)

(編著)
・「家族支援論—一人ひとりと家族のために」(相川書房 2005年)

(分担執筆)
・「セラピストの語り、語りのセラピスト」(日本評論社 2002年)
・「ソーシャルワークの固有性を問う:その日本的展開をめざして」(晃洋書房 2005年)
・「高齢者のこころのケア」(金剛出版 2006年)
・「介護予防実践論:キリスト教ミード社会館の足跡から」(中央法規出版 2006年)
・「MINERVA福祉ライブラリー人人口減少時代の社会福祉学」(ミネルヴァ書房 2007年)
・「ソーシャルワーク演習ワークブック」(みらい 2008年)
・「社会福祉士模擬問題集」(中央法規出版 2009年)
・「現代の社会福祉士シリーズ社会福祉相談援助の基盤と専門職」(久美出版 2009年)
・「災害福祉とは何か:生活支援体制の構築に向けて」(ミネルヴァ書房 2010年)
・「相談援助の基盤と専門職」(学文社 2010年)
・「よくわかる医療ソーシャルワーク」(ミネルヴァ書房 2010年)
・「解決志向型ソーシャルワーク」監訳(金剛出版 2002年)
・「マクロ社会環境ソーシャルワーク」共訳(筒井書房 2007年)

(学術論文)
・「「振り」処方で家族に変化を生んだ症例」(「家族療法研究」第10巻 第1号 金剛出版 1993年)
・「治療場面での民族性の差異がソーシャルワーカー・患者の相互交流に及ぼす影響」(「医療社会福祉研究」第2巻 第1号 1993年)
・「3世代家族を繋ぐもの− チック症状を呈した8歳児家族とのファミリーケースワークの経過−」(「ソーシャルワーク研究」第19巻第3号 相川書房 1993年)
・「家族レジリエンス尺度の作成に向けて」共著(関西福祉科学大学 紀要第7号 2004年)
・「DVとソーシャルワークー不可視なものが立ち現れるときー」(「精神療法」第31巻第5号 金剛出版 2005年)
・「家族ソーシャルワーク序論に向けて」(「関西福祉科学大学紀要第9号」2006年)
・「アメリカのコミュニティケア・マネジメント」(「別冊総合ケア コミュニティケアマネジメントー — 保健・医療・福祉のネットワーキングの理論と実践 —」医歯薬出版 2006年)
・「家族レジリエンス尺度(FRI)作成による家族レジリエンス概念の臨床的導入のための検討」(「家族心理学」20巻2号 2006年)
・「お母さんあってこその家族 — 家族の危機と回復の聞き取り調査から — 」(「関西福祉科学大学紀要」第10号 2007年)
・「実習アドバイザー制度におけるアドバイザーとしての取り組みの報告」(「関西福祉科学大学心理教育センター紀要」2006年)
・「家族支援にあたって家族レジリアンスに着目することの有用性—「家族が立ち直る力」についての知的障害児・者施設ベテラン職員のフォーカスグループインタビューを通してー」(「関西福祉科学大学紀要第11号」2008年)
・「知的障害者家族にみる日常生活を維持する力 — M-GTAによるプロセス研究 -」(「関西福祉科学大学紀要第13号」2010年)

教育上の能力に関する事項

教育方法の実践例 多人数の講義での対話、交流型講義の推進
作成した教科書、教材
・パワー・ポイントなどの教材作成
・「初回面接」学生によるモデル初回面接のロールプレイのビデオ作成
・「ソーシャルワーク演習ワークブック」共著(再掲)
・「社会福祉士模擬問題集」(再掲)
・「現代の社会福祉士シリーズ社会福祉相談援助の基盤と専門職」(再掲)
・「相談援助の基盤と専門職」(再掲)
・「ソーシャルケースワーク-社会福祉援助技術の理論と方法」(ふくろう出版 2008年)
・「改訂家族援助の理論と実際‐システム論に基づいた家族福祉の実践‐」(西日本法規出版 2005年)
・「家族支援論 — 一人ひとりと家族のために」編著(相川書房 2005年) など
実務の経験を有する者についての特記事項
1987-2003(除1989-1991) システム論に基づく家族療法専門の相談機関において、家族療法の実践、現任教育に携わる。
その他 -

職務上の実績に関する事項

資格、免許 -
特許等
-
 
実務の経験を有する者についての特記事項
2003- 関西福祉科学大学心理・教育センターにて家族療法実践、教育に携わる。
その他 -

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