心理臨床学専攻修士課程
准教授 | 久保 信代 くぼ のぶよ |
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専門分野 | 臨床心理学、発達臨床心理学
発達障害を抱える子どもの心の発達を、重要な他者(主に養育者)との関係性という視点から捉え、よりよい関係性の発達をどう援助するか、ということを臨床と研究の課題にしています。
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担当科目 | 心理実践実習AⅠ、心理実践実習AⅡ、心理実践実習AⅢ、心理実践実習AⅣ、心理実践実習CⅠ、心理実践実習CⅡ、心理実践実習CⅢ、心理実践実習CⅣ |
学位 | 博士(医学) |
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最終学歴 | 奈良県立医科大学(2022年修了) |
教育・研究実績 | 関西福祉科学大学リポジトリ <著書> ・第14章 この先の課題, L. Alan Sroufe・Byron Egeland・Elizabeth A. Carlson・W. Andrew Collins (著), 数井みゆき・工藤晋平(監訳):人間の発達とアタッチメント, 分担翻訳, 担当頁: pp327-345, 誠信書房, 2022年 ・第17章2節 認知行動療法, 第17章3節 応用行動分析, 第17章7節 その他の心理療法, 第18章 公認心理師資格について, 宇惠弘・多田美香里・木村志保(編): 心理学と心理学的支援(最新はじめて学ぶ社会福祉②), 分担執筆, 担当頁:pp.205-213, 226-230, 231-235, ミネルヴァ書房, 2022年 ・第18章2節 子どもと親の特性に応じた工夫 虐待予防の観点から, 岩坂英巳(編):困っている子をほめて育てる ペアレント・トレーニングガイドブック第2版, 分担執筆, 担当頁:p130-p143, じほう, 2021年 ・第4章2節 アタッチメントに視点をおいたアプローチ,小口将典・得津慎子・土田美世子(編):子どもと家庭を支える保育, 分担執筆, 担当頁:pp.130-136, ミネルヴァ書房, 2019年 ・第9章 自閉症を抱える子どもと親の関係支援, 北川恵・工藤晋平(編): アタッチメントに基づく評価と支援, 分担執筆, 担当頁:pp.181-195, 誠信書房, 2017年 <論文> ・病院組織運営へのキャラクター・ストレングスの活用(共著), 病院 第82巻, 12号 p1040-1046, 2023 ・ポジティブ・ペアレンティング —ポジティブ心理学介入の理論と計画—(共著), 児童青年精神医学とその近接領域, 第63巻, 第3号, p232-238.2023 ・児童・思春期 —養育者に対する助言,ペアレント・トレーニング—(共著), 精神科, 第42巻, 第6号, p788-794.2023 ・Effects of an attachment‑based parent intervention on mothers of children with autism spectrum disorder: preliminary findings from a non‑randomized controlled trial. Kubo N., Kitagawa M., Iwamoto S., Kishimoto T., Child and Adolescent Psychiatry and Mental Health. 15:37; doi.org/10.1186/s13034-021-00389-z, 2021 ・アタッチメント(愛着)と自閉スペクトラム症 (単著), 最新精神医学, 第26巻, 第3号, p209-215, 2021 ・ポジティブ心理学からみた親子の発達支援 (共著), 教育と医学, 第69巻、第3号, p14-21, 2021 ・公認心理師の学部生対象の倫理教育の実践とその効果(共著), 関西福祉科学大学紀要24号 p61-65, 2020 ・アタッチメントに着目した自閉スペクトラム症児と養育者に対する親子関係支援 -分離不安を呈していた8歳男児と母親の親子関係の変化-,共著(筆頭), 日本サイコセラピー・薬物療法学会雑誌、第20巻第1号, P37-46, 2020 ・自閉スペクトラム症児とのかかわり(単著), チャイルドヘルス Vol.22 (No3) pp.25-28, 2019 ・自閉スペクトラム症を有する子どもと養育者の関係支援 −アタッチメントに視点をおいたアプローチの実践−, 単著, 関西福祉科学大学心理・教育相談センター紀要16号, p1-7, 2018 ・広汎性発達障害児(PDD児)を対象としたペアレント・トレーニング –PDDの特性に応じたプログラムの改変と効果に影響を与える要因について-, 共著, 児童青年精神医学とその近接領域, 54.(No.5), p552-p570, 2012 ・発達障害児のためのソーシャルスキルトレーニングと指導者養成, 単著 関西福祉科学大学心理・教育相談センター紀要10号, p53-p60, 2012 ・関西福祉科学大学心理・教育相談センターにおけるペアレント・トレーニングの試み, 共著, 関西福祉科学大学心理・教育相談センター紀要9号, p22-p36, 2011 ・自閉症児への治療教育-共同社会へといざなう繋ぎ手としてのセラピストの役割-, 単著, 関西福祉科学大学心理・教育相談センター紀要7号, p1-p16, 2009 ・軽度発達障害児に対する社会的スキル訓練(SST)と親訓練プログラムの統合的アプローチ -親訓練プログラムの有効性-, 共著, 関西福祉科学大学心理・教育相談センター紀要5号, p35-p48, 2007 <学会発表> ・The Significance of adding Circle of Security Parenting program to existing autism interventions, 単独発表, World Association for Infant Mental Health, Dublin, Ireland Book of Abstracts (Part 3) p201. ・One-year follow up study on attachment-based parenting intervention’s effects on Japanese mothers of children with ASD, 共同発表(筆頭), International Attachment Conference, 2022. ・自閉スペクトラム症児の養育者に対するアタッチメント理論に基づいた親子関係支援:非ランダム化比較研究による効果検証, 共同発表(筆頭), 第62回日本児童青年精神医学会総会, 2021,抄録集 P-27 ・ポジティブな子育てを支える養育者の特性(5) —コロナウイルス感染症への対策との関連から—, 共同発表(第3発表者), 第12回総合福祉科学学会, 抄録集 P10, 2022 ・ポジティブな子育てを支える養育者の特性(1)—主観的幸福感と人格的強みについて, 共同発表(第3発表者), 日本心理学会第85回大会Web開催, 2021 ・ポジティブな子育てを支える養育者の特性(2)—ケアギビング・システムとの関連から, 共同発表(第2発表者), 日本心理学会第85回大会Web開催, 2021 ・ポジティブな子育てを支える養育者の特性(3)—子育て効力感との関連から, 共同発表 (筆頭発表者), 日本心理学会第85回大会Web開催, 2021 ・ポジティブな子育てを支える養育者の特性(4)—身体接触との関連から, 共同発表 (第3発表者), 日本心理学会第85回大会Web開催, 2021 ・インターネット・ゲーム依存傾向の検討(1)母親の実態とその特徴, 共同発表(筆頭), 日本心理学会第84回大会Web開催, 2020 ・インターネット・ゲーム依存傾向の実態(2)—依存傾向とポジティブ心理要因の関連—, 共同発表(第2発表者), 日本心理学会第84回大会Web開催, 2020 ・インターネット・ゲーム依存傾向の実態(3)—母親の成人愛着スタイルと依存傾向—, 共同発表 (第3発表者)日本心理学会第84回大会Web開催, 2020 ・インターネット・ゲーム依存傾向の実態(4)—子どもの依存との関連—共同発表 (第3発表者)日本心理学会第84回大会Web開催, 2020 ・乳幼児の母親の子育て幸福感に関連する人格的強み (1) , 共同発表(筆頭), 日本発達心理学会第31回大会(大阪), 発表論文集:p206, 2020 ・乳幼児の母親の子育て幸福感に関連する人格的強み (2), 共同発表(第2発表者), 日本発達心理学会第31回大会(大阪), 発表論文集:p207, 2020 ・乳幼児の母親の子育て幸福感に関連する人格的強み (3), 共同発表(第3発表者, 第10回総合福祉科学学会, 抄録集:P7 , 2020 ・自閉スペクトラム症児に対するアタッチメントに着目した親子関係支援-分離不安を呈していた8歳男児と母親の親子関係の変化-, 共同発表(筆頭), 第20回日本サイコセラピー学会, 2019, 発表論文集:p23 ・Effectiveness of the Circle of Security Parenting program for mothers of children with Autism Spectrum Disorders: Case studies with 12 dyads. 共同発表(筆頭), WAIMH (World Association for Infant Mental Health) 2018 ・学校不適応、攻撃行動を呈するADHD児への心理社会的治療の症例報告, 共同発表(筆頭), 第58回日本児童青年精神医学会総会, 2017, 発表論文集:p.308 ・自閉症スペクトラム児と養育者に対する関係支援 ‐アタッチメントに基づく「安心感の輪」子育てプログラムに参加した4歳男児と母親の変化—, 共同発表(筆頭),日本心理臨床学会第35回秋季大会, 2016, 発表論文集:P253 ・広汎性発達障害児を対象としたペアレント・トレーニング –プログラムの開発、及び効果に影響を与える要因について-, 単独発表, 日本心理臨床学会第31回大会, 2012, 発表論文集:p408 ・広汎性発達障害児への治療的介入としてのペアレント・トレーニングの開発 –親子関係の再構築と子どもの症状の改善にむけて-, 共同発表(筆頭), 日本LD学会第21回大会, 2012, 発表論文集:p312-p313. ・広汎性発達障害をもつ児童へのソーシャルスキルトレーニング -大学付属臨床機関における実践−, 共同発表(筆頭), 2010, 日本LD学会第19回大会, 発表論文集p362-p363. ・広汎性発達障害児の社会的スキル般化を目的としたペアレント・トレーニングの実践, 単独発表, 日本LD学会第18回大会, 2009, 発表論文集:p223. ・発達障害児の社会的スキル般化を目的としたペアレント・トレーニングの実践, 共同発表(筆頭), 日本LD学会第17回大会, 2008, 発表論文集p550-p551. ・ペアレント・トレーニングによる母親の自信度の向上が軽度発達障害児のソーシャルスキル獲得に及ぼす効果について, 日本心理臨床学会第27回大会, 2008 ・軽度発達障害児に対する社会的スキル訓練(SST)と親訓練プログラムの統合的アプローチ, 日本LD学会第16回大会, 2007, 発表論文集:p442-p443. |
教育上の能力に関する事項
教育方法の実践例 | 授業では、学生の皆さんと議論をしたり、感想を共有したりする時間を大事にしています。この方法が内容理解を深め、知識やスキルを自分のものとしていくことにつながると思うからです。学ぶことの楽しさや面白さを共有できるのも、この方法の醍醐味だと思っています。したがって、授業において学生には受け身ではなく主体的に積極的に質問や意見を述べていただくことを奨励しています。 |
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作成した教科書、教材 | ・第17章2節 認知行動療法, 第17章3節 応用行動分析, 第17章7節 その他の心理療法, 第18章 公認心理師資格について, 宇惠弘・多田美香里・木村志保(編): 心理学と心理学的支援(最新はじめて学ぶ社会福祉②), 分担執筆, 担当頁:pp.205-213, 226-230, 231-235, ミネルヴァ書房, 2022年 (再掲) ・第4章2節 アタッチメントに視点をおいたアプローチ,小口将典・得津慎子・土田美世子(編):子どもと家庭を支える保育, 分担執筆, 担当頁:pp.130-136, ミネルヴァ書房, 2019年 (再掲) |
実務の経験を有する 者についての特記事項 |
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教育・研究実績(外国語論文) | Effects of an attachment based parent intervention on mothers of children with autism spectrum disorder: preliminary findings from a non randomized controlled trial. https://capmh.biomedcentral.com/track/pdf/10.1186/s13034-021-00389-z.pdf |
その他 | - |
職務上の実績に関する事項
資格、免許 | ・公認心理師 ・臨床心理士 ・Teacher of Children with Sever Special Needs (アメリカ、マサチューセッツ州) ・高等学校2級および中学校1級教員免許(英語) ・『安心感の輪』子育てプログラムファシリテーター ・Adult Attachment Interview コーダー ・Preschool Attachment Rating Scales Coder |
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特許等 | - |
実務の経験を有する者についての特記事項 | <研究> ・令和4年度科学研究費補助金「基盤C」からの助成「成人自閉スペクトラム症者の状態像へのアタッチメント形成不全の影響の検討」(研究代表者) ・平成29年度科学研究費補助金「基盤C」からの助成「自閉症スペクトラム児に対する新しい支援法の開発-アタッチメントに基づいて-」(研究代表者) ・平成29年度科学研究費補助金「基盤C」からの助成「妊娠糖尿病の女性・児への生活習慣多職種連携教育モデル」(研究分担者) ・平成28年度科学研究費補助金「基盤c」からの助成「専門プログラムを用いた発達障害児支援システム作りに関する研究」(研究分担者) <研修会講師> ・泉大津市家庭教育フォーラム「乳幼児期のアタッチメント -非認知能力の発達を支える関係性-」(2024年) ・兵庫県小児保健協会年次総会「令和の子育て」シンポジウム (2023年) ・東近江市発達支援セミナー:「発達障害とアタッチメント —よりよい関係性の発達を支えるにはー」(2022年) ・京都家庭裁判所調査官自庁研修:「アタッチメント理論に基づく親子関係の観察、分析、評価、支援」(2022年) ・四天王寺悲田院児童発達支援センター職員研修:「アタッチメントに視点をおいた親子関係支援法」(2022年) ・京都国際社会福祉センター研修プログラム2022 治療教育講座:「障害を抱える子どもと親の関係支援〜アタッチメントに視点をおいた理解と共に〜」(2022年) ・枚方市障害児等関係機関連絡会議主催研修会:「発達障害がある子どものアタッチメント形成について」 (オンライン)、(2022年) ・京都家庭裁判所調査官自庁研修:「子の利益に適う養育とは -アタッチメント理論に基づく親子関係の理解‐」(2022年) ・日本臨床発達心理士会研修会:「アタッチメントに視点をおいた親子関係の理解と支援 ⁻安心感の輪子育てプログラムの実践‐」(オンライン)、(2022年) ・(株)ベネッセスタイルケア 子ども・子育て支援カンパニー社員研修 「新型コロナウィルス感染症とメンタルヘルス-自分のため、子どものための対応-」(オンライン)、(2021年) ・子どもの心理療法支援会 精神分析的心理療法研修プログラム 文献講読III「こころの発達心理学」(2018~2021年) ・京都家庭裁判所調査官自庁研修「子の利益に適う養育とは -発達障害の親支援を通して‐」(2021年) ・奈良市子育て相談課 乳児全戸訪問・養育支援訪問事業研修会「愛着(アタッチメント)に視点をおいた乳幼児期の母子支援」 (2021年) ・京都国際社会福祉センター治療教育講座「障害を抱える子どもと親の関係支援~アタッチメントに視点をおいた理解と共に~」(2020年) ・京都国際社会福祉センター治療教育講座「ペアレント・トレーニング~親子関係の良循環を育むアプローチ~」(2018年) ・アタッチメントセミナー 「自閉症をもつ子どもと親の関係支援」(2020年)(2018年)(2017年) ・奈良県発達支援センター主催発達障害者支援機関連絡会議研修会(2016年) ・八尾市教職員研修(2017年)(2008年)(2007年) ・東大阪市すこやか部主催保育施設職員研修会(2016年) ・八尾市立教育サポートセンター主催介助員特別支援教育支援員の研修会(2016年) |
その他 | ・京都国際社会福祉センター治療教育講座 研修講師 ・子どもの心理療法支援会 精神分析的心理療法研修プログラム 研修講師 ・株式会社ベネッセスタイルケア本山保育園保育コンサルテーション |