【社会福祉学科】バリデーション・プロジェクト -認知症カフェ活動報告-2019年10月29日
本プロジェクトの活動の大きな活動のひとつとして、柏原市社会福祉協議会や社会福祉法人コイノニアとの協働によりそれぞれ開催している認知症カフェがあります。この半期の認知症カフェについて報告させていただきます。
5月のカフェは、お天気も良く、初夏の訪れを感じるような気候の中で開催することができました。8名のお客様をお迎えし、グループになって1つのテーマで話し合いをする「輪になろう会」という催しを行ないました。この催しはこれまでやっていたグループバリデーションをカフェに参加されるお客様にもっと楽しんでもらえるよう、今年度からスタートした新たな試みです。
初めて参加されたお客様もいらっしゃいましたが、会終了後、「たくさんお話ができてよかった。また、参加したい」と笑顔でお話しされていました。「輪になろう会」、まだ2回目ですが、今回のカフェでも大好評でした。
7月のカフェは、雨が降ったりやんだりと、天候には恵まれませんでしたが、夏のイベントとして行った“サマーフェスティバル”を通じて、大いに賑わいました。「牛乳パックタワー」のゲームでは、チーム戦で競い合い、積んで倒れてを繰り返しつつも楽しんでおられました。また、ゲームだけでなく、お客様と学生との会話にも花が咲いている様子でした。新しいお客様も来てくださり、カフェの認知度が上がっていることも実感しました。
9月のカフェは残暑が厳しかったこともあり、冷房機器の関係で、問屋場亭ではなく東町老人会館で開催しました。今回は、言葉づくりゲームを行ったり、地域住民の方がハーモニカ演奏をしてくださいました。皆さんと演奏に合わせて歌を歌うなど、催し物が多く、活気のあるカフェでした。