【高大連携室】香芝市立香芝中学校で福祉体験授業に参加しました!2024年12月05日
11月13日(水)、香芝市立香芝中学校にて、関西福祉科学大学高等学校主催の福祉体験授業が行われました。
当日は学園内の高等学校の先生方といっしょに、関西福祉科学大学 福祉創造学科 小口准教授とボランティア大学生7名が参加し、中学生に福祉体験を指導しました。
福祉体験授業は、中学生のみなさんに福祉の体験を通じて、地域社会における福祉の役割に気づき、福祉に対する意識の醸成を目的とするもので、当日は香芝中学校1年生の生徒約240名の6クラスが2クラスごとの3班に分かれて、高齢者疑似体験、車椅子体験、視覚障害疑似体験の3つの授業を受講しました。
高齢者疑似体験では、小口准教授とボランティア大学生の自己紹介の後、小口准教授から福祉が街でどのように機能しているか、高齢者は中学生のみなさんにとってどれだけ身近な存在であるのか、高齢者に意識を向けて高齢者の立場で寄り添うことの大切さについての説明の後、実際に高齢者疑似体験の教材を使って、中学生同士のペアで高齢者の世界を体験しました。
体験した中学生からは、「お年寄りがこんな大変な思いをして生活していることがわかりました」「今度、祖母に会った時は、もっと祖母の立場で手をかしてあげたい」「福祉の世界にとても興味をもちました。大学生のお兄さんからとてもていねいに指導してもらってうれしかった」との感想をいただきました。
車椅子体験では、高等学校の教員より、車椅子の基本的な操作方法の説明が行われた後、ボランティア学生の指導のもと、坂道での操作、段差を乗り越える操作体験が行われました。下り坂では介助者に体を近づけながら後ろ向きに慎重に操作したり、段差ではステップを使って車椅子の前輪を段差に乗せて乗り越えるなど、教わった操作方法を各々が試行錯誤しつつ、楽しみながら行う様子が見られました。
視覚障害疑似体験では、二人一組のペアで、一人がアイマスクを装着して様々な場所を誘導し、最後は折り紙を折るというミッションをこなしました。目の見えない世界では介助者がいかに見えない方の立場に立って心配りをする必要があるのか、いかにわかりやすく障がいのある方に声をかける必要があるのかについて、身をもって体験することができました。
ボランティアに参加した学生達にとっては、日頃の学びを実践する場となり、中学生達からも憧れの眼差しを受けていました。今回の経験を今後の大学生活に活かしてほしいと思います。
関西福祉科学大学では、アカデミックインターンシップや出張講義、探求型授業の出張講義などを行っています。興味のある高等学校様※はぜひ、高大連携室までお問い合わせください。
※中学校様も、内容によっては対応可能です。
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関西福祉科学大学 高大連携室
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