【地域連携センター】令和6年度 避難所運営演習を実施しました2024年10月15日
令和6年10月10日(木)玉手山学園 総合体育館Do夢(大阪府柏原市旭ヶ丘3丁目)にて、令和6年度避難所運営演習を実施しました。
玉手山学園総合体育館「Do夢」は、大地震や洪水を対象とした柏原市における避難所として指定されています。災害はいつやってくるのか分からず、常に準備しておく必要があります。
行政だけで避難所の開設・運営の全てを引き受けることは難しく、私たち学園の構成員や地域の方が一体となって運営することを目的に、2016年から避難所運営演習を毎年、実施しています。
大規模な災害になりますと、災害対応には多くの人手が必要となります。“まさか”の時に備えて災害時の心構えや避難所が開設された時の注意点など避難所運営演習を通して学びました。
避難所運営演習当日は、柏原市職員、玉手中学校教員・生徒、関西福祉科学大学をはじめとする玉手山学園の教職員・学生・生徒 約350人が参加し、演習を通して避難所運営で発生する諸問題を共有し、参加者の防災意識の高揚と災害対応能力の向上のために演習を行いました。
関西福祉科学大学 福祉創造学科の在学生からは、能登半島地震・豪雨被災者支援のための「寄付ステッカー」の販売活動についての紹介があり、学生がデザインした復興支援のためのステッカーを大学祭はじめ、様々な場所で販売し、その収益を全額募金するプロジェクトについても紹介されました。学生も自分に何ができるかという思いでさまざまな取り組みを企画しているようです。
次に、グループ別演習では、3つのグループに分かれて3つの演習(①能登半島地震復旧派遣職員からの報告、②簡易担架などによる搬送訓練、③避難所○×クイズ)をそれぞれ体験していただきました。
その後、全体座学では、「地震発生!その時何が起こる?」というテーマで、柏原市危機管理課から、実際の能登半島地震や阪神淡路大震災、東日本大震災の動画を見ながら、地震発生後にどのような事態が発生したのか。その時に起こった状況についてご講演をいただきました。
参加された玉手中学校の生徒さんからは「防災に向けて準備していくことの大切さがわかりました」「大きな体育館でいろんな体験ができたのは、とても貴重な体験でした」という感想をいただきました。