【健康科学科】赤十字救急法基礎講習・救急院養成講習を開催しました!2022年11月09日
玉手山学園地域プログラムとして健康科学科では日本赤十字社大阪市部柏原地区・柏原市と連携し、赤十字救急法基礎講習・救急員養成講習を開催しています。今回は11月3日(木)、5日(土)、6(日)の3日間で開催されました。 全課程修了者には受講証が交付されるとともに、検定合格者には履歴書等に記載できる赤十字救急法救急員(赤十字ファーストエイドプロバイダー)認定書が交付されます。救急処置スキルは誰にとっても必要なスキルですが、養護教諭として大切な職務の一つで必ず身に付けてほしいスキルです。
講習会では、高木信良先生(関西女子短期大学名誉教授)他6名の指導員の方々にご協力をいただきました。
講習会は、【基礎講習】【救急員養成講習】併せて3日間の開催となっています。基礎講習では、けがの手当ての基本、人工呼吸や心臓マッサージの方法、AED(自動体外式除細動器)を用いた除細動などを学びました。救急員養成講習では、日常生活における事故防止や止血の仕方、包帯の使い方、骨折などの固定、災害時の搬送などについて知識と技術を学びました。また、講師の先生のご厚意により2日目の講習会終了後や3日の講習会開始前に自主練習の場を作っていただきました。「まるで部活のようだ」と話しながら熱心に実技の学習をしている学生の姿が印象的でした。
履歴書にも記載できる資格ですので人気が高く、抽選での開催となっています。次回は令和5年6月に開催予定です。
参加者の感想を紹介します。
救急法では、三角巾での固定や止血、搬送の練習を行いました。三角巾は、自分で巻いてみると隙間ができて緩くなることが多く、コツを掴むまでしっかりと固定することができませんでした。そして、搬送は人を運ぶため、搬送者とひとつになりチームで取り組むことの重要性を学びました。災害や事故が起きた時に救助するためには更なる練習が必要となりますが、講習で学ぶことができてよかったです。
救急法に参加し、けがの箇所や度合いに応じた処置の仕方を学ぶことができました。それに加え、自分が処置をするだけではなく傷病者の立場で処置をしてもらう経験もしたことで傷病者の気持ちを感じることができました。大きなケガに集中して小さなケガをもつけてもらえなかった時の不安な気持ちや、反対に「大丈夫ですよ」と声をかけてもらうと安心することがわかりました。このような貴重な経験に感謝するとともに、今回の講義で得た知識と技術を使える養護教諭を目指したいです。