【教育学科】先輩たちのインタビューシリーズ「のびしろ」④2019年10月11日
シリーズ④「旅する先輩」発達支援教育専攻4年生M.Oさん
今回は発達支援教育専攻4年生のM先輩の「旅する先輩」と題したインタビューです。旅行好きのM先輩から、旅でどのような体験をされているのかをお聞きします。M先輩は恥ずかしがり屋さんのため、後ろ姿のみの登場とさせていただきます。
Q M先輩の旅のきっかけは何ですか?
M:高校の時に、自転車で日本一周の旅に出ました。東京から静岡までは一号線を走ったと思います。その時の旅は99.5%野宿の旅でした(笑)。携帯コンロやカセットボンベを持参していて、食事も自分で作って食べていました。
Q 初の旅で印象に残っていることは?
M:自転車で走っていると、同じように旅をしている人と合流して何日か過ごすこともあります。ベテランの旅行者の人は、カセットコンロでピラフを作ったり、食事が豪華だったりしたことが印象に残っています(笑)大学に入ってからは、125㏄のバイクに乗って旅に出ます。自転車よりもとても楽になりました(笑)
Q 海外ではどんな体験をされましたか?
M:介護施設でアルバイトをして旅費を貯めていました。大学2年生で、インド、マレーシア、タイ、大学3年生では、マレーシア、カンボジア、韓国に行きました。その後もう一度、インドに行き、中国、ネパールを旅する予定でしたが、出発が台風で関西空港が閉鎖された日と重なり行くことができませんでした。4年生の今は教採試験の真っただ中なので、冬になったらペルーかインドに行く予定です。
Q 海外の旅も野宿?
M:バックパッカーですが、夜は90%宿をとるようにしています(笑)
Q 印象に残っている国は?
M:インドです。日本の旅で最初に出会った人からインドの旅を勧められました。インドではトゥクトゥクというバイクによく乗りました。日本では考えられないくらいの交通量の多さです。車、バイク、トゥクトゥク、自転車が入り混じって、洪水のようです。少々の車の凹みなど、気にもせず、おおらかな国だなと感じました。
半面、まだあどけない少女のような女の子たちが母親になっており、赤ちゃんを抱え、観光客にミルク代を請求する姿には慣れるまで時間がかかりました。
Q 最後にM先輩の目標は何ですか?
M:高校の時に余暇支援でいろいろな子どもたちと出会いました。その時の出会いが、今の自分を後押ししています。教採試験を突破して、特別支援学校の教員になりたいです!
Q 高校生へ一言いただけますか?
M:発達支援教育専攻では、授業をさぼっていたり、怠けていたりするとついて行けませんので先生方の指導は大変厳しいです。でも本気で教師を目指す姿勢があれば、逆に先生方からの手厚いサポートが待っています。
多様性の時代といわれて久しいですが、世の中にはこれだけ自分と違う文化があるのだということを自身で直接体験し、肌で理解している人はどれぐらいいるでしょうか?彼の経験と、それによって培われた他者理解の精神は、特別支援教育の現場でも必ず必要とされるに違いないと思いました。