6月18日(日)にオープンキャンパスが開催されました。2017年06月20日
この日のミニ講義は、大川尚子教授による「養護教諭として災害支援について考えてみよう!」でした。災害が起きたとき、学校は避難場所になります。災害支援において養護教諭は何ができるでしょうか。また、養護教諭として何をしなければならないでしょうか。ミニ講義では、東日本大震災の際に支援活動に従事した養護教諭の先生に、学生と一緒にインタビューしてきた結果について、話がありました。実際に宮城県に同行した学生からの報告もあり、養護教諭の幅広い活動に感心する人も多かったようです。
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ミニ講義(大川先生)の様子
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学科紹介の様子
午後からの「養護教諭として活躍している卒業生の先輩の話を聞こう」のコーナーでは、先輩が、養護教諭としてどのような業務をしているのか、大学時代の学びで役立っていることなどについて、次のように話してくれました。
「現在、養護教諭として働いてみて、この大学で学んだことはすべて役立っているなと感じます。中でも、看護技術や救急処置の授業で学んだ基本的な救急処置や判断の方法は、日々の保健室対応で活かすことができています。また、ときには悩みや不安を抱えて保健室に泣きながら来室する子どももいます。そんなときには、カウンセリングや健康診断の授業が役に立っています。仕事で大変なことはたくさんありますが、それ以上にやりがいもたくさんあります。何より、かわいい子どもたちの笑顔を見たときに養護教諭になって良かったと強く感じます。
高校生の皆さん、たくさん学んで、たくさん経験をして、養護教諭という夢を叶えてください。養護教諭になりたい!という想いがあれば、どんなことも乗り越えていけると思います。」(2016年3月卒業生・養護教諭として勤務)
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養護教諭として活躍している卒業生の話
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「在学生の話を聞こう」のコーナーでは、在学生から、一人暮らしやアルバイト・サークル、授業、インターンシップ、学生生活のことについて話がありました。「ミニ保健室」のコーナーでは、在学生を中心に、和気あいあいと話をしながら、自律神経測定、体組成計、手洗い実験、トルソ模型など、学科の学びに関連することをスタンプラリーの形式で体験してもらいました。
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血圧測定の様子
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トルソ模型の様子
次回のオープンキャンパスは、7/15土・16日です。健康科学科コーナーでは、学科紹介、ミニ講義、卒業生・在学生の話、ミニ保健室体験に加えて、教員採用試験対策講座を実施いたします。7/15土のミニ講義は、川村小千代講師による「看護技術体験(血圧を測ってみよう)」、7/16日のミニ講義は、治部哲也准教授による「自立とは何かを考えよう」です。自身の血圧を測ってみることで健康について考え、また、大学生として自立するということはどういうことかを考えて見ましょう。
そして、対策講座では、面接のポイントなど、先生や合格者からのアドバイスがあり、正式採用を目指す対策講座参加者が熱心にメモを取り、質問が飛ぶなど、熱気にあふれます。対策講座の様子を見学して頂くこともできますので、是非お越し下さい。またのお越しを教職員一同お待ちしています。