模擬授業実践室デビュー 西川先生の授業におじゃましました2017年04月25日
教育学科の研究室などが集まる大学6号館2階に、模擬授業実践室が誕生しました。
模擬授業実践室は、布貼りの床の教教室に54名分の机と椅子とが並んでいます。学生は靴を脱ぎ、下駄箱でスリッパに履き替えて入室します。中の机や椅子は、小学校の教室をイメージした形になっています。
教室の一番前には黒板があります。福科大の一般教室では、ホワイトボードを用いているので、教育実習の練習で「板書」をしたいときなどはこの教室の活用が期待されます。
一方、パソコンのパワー・ポイントなどを用いることも簡単にできるので、アナログな黒板とデジタルな現在の教育機器とが一堂に会した趣があります。
4月17日の授業を、ちょっと覗いてみましょう。西川先生の「初等教科教育法(体育)」の授業を拝見しました。新2年生の授業です。小学校の体育の授業計画案を作成するに当たり必要な事項はなんだろう、と、学生は班に分かれて、先生から与えられた課題を話し合いながら、考えを深めていきます。
続いて、学生は、それぞれの班ごとに挙手をして、与えられた課題についてオーバー・ヘッド・プロジェクタを使いながらみんなに説明、プレゼンテーションします。
その後、西川先生が要点を押さえた解説をし、学生はそのアドバイスをフィード・バックさせて、ノートに、心に刻んでいく
……という、最新の小学校学習指導要領などで主張されている「主体的で対話的な深い学び」の授業が進行していました。
発達支援教育専攻(定員50人)の2年生を二つに分けて、少人数で進めている授業なので、写真で見ると空き席が見えますが、
これは自慢の少人数教育のため。教員一人当たりの学生(定員)数は、関西の私立大学中でも有数の少なさです。きめ細やかな教育ができます。