4名の失語症の方をお招きし、感染対策に留意しての数年ぶりの「対話会」を開催しました。学生にとっては、当事者の方々とお話しする初めての機会です。これまで失語症におけるコミュニケーション手段や検査内容について学修し、教員が患者役となり検査方法について演習するなどの準備を行ってきました。
　当初は緊張で準備した内容を伝えることに精一杯の様子でしたが、当事者の方々からのお声がけや優しさに触れ、「時間が足りなかった」「私たちがもっとうまく訊ねることができたら…」と気づきを頂いたようです。
　“思っている言葉がなかなか出ない”“言葉が理解しづらい”といった失語症が、実際どのような状態なのか、当事者の方がどのように過ごされているのかを学ぶ貴重な機会となりました。