2021年10月6日、リハビリテーション学科理学療法学専攻4年生の「卒業研究発表会」が開催されました。今年度は新型コロナウイルスの感染予防のため、2会場に分散し全12演題の報告が行われました。
　3年次より本格的な研究活動を開始し、研究テーマの選定や先行研究のレビュー、研究デザインの立案から研究実施といった、ものごとの真実を追求する研究の過程を全学生が協力しながら取り組んできました。4年次の卒業研究発表会は、その成果を報告する集大成の場です。どのグループの発表者も一様に緊張した様子でしたが、そのプレゼン内容は自分たちの研究成果を分かりやすく伝えようと十分な準備がなされており、また、1つの研究課題に対して真摯にディスカッションしようとする姿は、学生が4年間で成長したことを感じさせるものでした。
　この卒業研究の過程で学んだ「ものごとの真実を追求する」姿勢が、医療人として壁にぶつかったときに、それを乗り越えるための大切なヒントになってくれることを期待しています。4年生の皆さん、本当にお疲れさまでした。

　以下は、今回の発表会で報告された卒業研究のテーマです。
　・妊婦や授乳に関する骨粗鬆症（PLO）に対する理学療法の必要性
　・COVID-19の影響による趣味活動の制限と身体活動量～地域在住高齢者に着目して～　　
　・スクワット時の体幹前傾角が下肢筋活動に及ぼす影響
　・肩関節周囲炎の理学療法に対する文献的考察
　・サポーターの圧の違いが脳血流に及ぼす影響
　・サポーターが脳血流に及ぼす影響
　・背臥位深呼吸時の自律神経の応答
　・リハビリテーションにおけるバーチャルリアリティ（VR)の現状とこれからの動向
　・関西福祉科学大学健康スタディ
　・地域在住高齢者の身体活動、生活習慣と健康関連QOLの関連
　・喫煙者と非喫煙者の運動能力の違い
　・変形性膝関節症患者の立ち上がり動作に関するシステマティックレビュー