教育学科 子ども発達教育専攻 Special Needs education

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教育学科 子ども発達教育専攻について

2022年度より教育学科は「子ども教育専攻」、「発達支援教育専攻」から、「子ども発達教育専攻」へとリニューアルしました。

子ども発達教育専攻では、特別支援教育の知識を身につけ、多様化する子どもに柔軟に対応できる教育者を目指して、
発達障がいのある子どもに対する理解を深め、専門知識を修得し、実践的指導力を養います。

学科の特長

  • 2022年度より希望する免許・
    資格に応じて入学後にコース
    選択ができるようになりました。

    幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校教諭、保育士資格の中から、将来めざす進路に合わせてコース選択ができ、取得できる免許・資格の組み合わせの幅も広がります。

  • 今、教育現場で求められている発達障がい
    への理解を深めます。

    発達障がいに関する理解を深めることで、発達障がいのある幼児・児童への理解と適切な指導や保育の方法をゼミや実習、講義を通して学ぶことで、子どもだけでなく周囲の人に配慮した学級づくりができる高度な指導力を身につけます。

  • 理想の教育者像を描くことをきっかけに
    学生ののびしろを大きく伸ばします。

    教育者・保育者として、どんなキャリアを形成したいかを考えるキャリア教育に力を注いでいます。将来の具体的な目標をもつことで、高い教育専門性を修得するとともに、生涯学び続けることができる教育者・保育者の基礎を作ります。

学科のポイント

  1. 2022年度より教育学科を再編し、新たに「子ども発達教育専攻」が誕生しました!

    2022年度より、教育学科を1専攻2コース制に再編しました。

    入学後に取得したい免許・資格に応じてコースを選択できるので、

    取得できる免許・資格の組み合わせの幅が広がります。

  2. 取得できる免許・資格は最大3つ!!

    2年次に進級する際に希望する免許・資格に応じたコース選択できます。

    例① 幼稚園教諭+小学校教諭

    例② 小学校教諭+特別支援学校教諭

    例③ 幼稚園教諭+保育士

    例④ 幼稚園教諭+保育士+小学校教諭のトリプル取得も可能になりました!!

  3. 子ども発達教育専攻では・・・?

    実践的な新しい教育方法

    についてしっかり学べます!

    特別支援教育の理論や方法

    をしっかり学べます!

    幼保・小連携や家庭支援

    についてしっかり学べます!

  4. 子ども発達教育専攻の教授陣は

    これまで通り、幼児・初等教育、保育、発達障害、特別支援に関する

    経験豊かな教授陣

    が皆さんの教育に当たります。

教育学科長インタビュー

多様な子どもに多様な学びを

教育学科長
湯川 雅紀 教授

多様性が叫ばれる昨今の日本の社会において、本当に多様性とは何かを理解している人はどれほどいるでしょうか。

子どもは一人一人が違っていて、それぞれがかけがえのない存在であるということは20世紀以降の世界で国を超えて共有された重要な認識です。日本でも基本的には子どもの個性を尊重した教育が標榜され、それに沿った教育が行われています。
しかしながら現代においても日本では、自己犠牲の精神や集団主義の考え方などがともすれば子どもの個性を制限するような方向に作用する場合があります。いじめや教師によるハラスメントなどの事例もなくなりません。いったいなぜこのようなことが起こるのでしょうか。

私がかつて滞在していたドイツのとある町では、私の娘が入学した小学校のクラス半分を外国人が占めていました。東欧系、ラテン系、アジア系、アラブ系、インド系など様々な人種が入り混ざり、仲良く現地のドイツ人の子どもと一緒にドイツ語でドイツの教育を受けていました。多様な価値観を持つ子ども達と先入観や思い込みのない状態で交流できたことは幼い娘にとっても貴重な経験になったであろうと思います。
娘が小学校2年生の頃、昼食を食べずに持ち帰ってきたことがありました。私は驚き、体調不良なのかと心配し事情を聞いてみると、「隣に座っている仲良しの友達が、今はイスラム教のラマダン(断食の時期)だから何も食べてはいけないらしく、昼食を持っていなかったので、私も友達のことを考え、何も食べないことにした」と答えました。
世の中には様々な自分の考え方とかけ離れた事象が存在するということ、そしてそれを受け入れ、理解したうえで自分がどう対応するべきか、ということを娘はこの体験から学び、自分なりに考えて答えを導き出したのです。私は娘の考え方を褒めてあげました。彼女の判断が正解かどうかを問題にする必要はなく、大切なのは7歳児が一生懸命考え、悩んで判断を下したという経験なのだと思ったからです。

子ども一人一人に寄り添い、その個性を尊重しあうこと、お互いの意見を尊重しあうことは時として理解しがたく、耐えがたいことであるかもしれません。しかしそれを常に意識し徹底することは教育に携わるすべての人々に必要な心構えなのではないか、と私は思います。

真の多様性を理解できる教育者を育てられるようになりたい、と考えながら教員一同、日々精進しております。



教育学科 子ども発達教育専攻 三つのポリシー

教育学科 子ども発達教育専攻のアドミッション・ポリシー(求める学生像と受け入れ基本方針)、
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)、
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)はこちらからご覧ください。

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