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【福祉創造学科】都村教授がABCラジオに生出演されました!2024年03月25日

 3月18日(月)社会福祉学部 福祉創造学科 都村尚子教授が、ABCラジオ「おはようパーソナ リティ 小縣裕介です」に生出演されました。
 研究者をめざしたきっかけ、世界初のアルツハイマー治療薬「レカネバブ」に対する考え、「五感対話法」について、「認知症カフェ」の良いところ、認知症ケアの問題で今後めざしていることについてお話されました。

〈お話された内容〉

都村先生は特別養護老人ホームにおられた時期があったそうですが、そこから研究者をめざされたのですか?
研究者をめざしたというよりも、財団法人内の人事異動で介護福祉士の養成校に移動しました(笑)。しかし、現場ではまだ、ほぼ個人の力量で認知症ケアを行っていたため、たくさん壁にぶつかって、これは本気で勉強しなくてはならないと感じたことは事実です。
アルツハイマーの世界初の治療薬「レカネバブ」の投与が始まりましたが、治療とケアの位置づけをどうお考えですか?
この薬は本当に人類が待ち望んだ画期的な治療薬ですが、認知症の全てに効果があるわけでなく、アルツハイマーに特化されている薬ですし、すべての認知症の方がこの薬の投与を受けられる段階でもまだありませんし、薬に合う合わないも当然あります。ですので、相変わらず、非薬物療法を中心とした認知症ケアの重要性は私はあまり変わらないと考えています。
先生が現在提唱されている「五感対話法」とは?
非言語的コミュニケーションである、「アイコンタクト」、「表情を合わせる」、「触れる」などを中心としたコミュニケーション法で、認知症の方に限らず深い苦しみを抱えた人への共感・受容をもたらす方法です。
「認知症カフェ」ってあるんですか?
私が所属している関西福祉科学大学では、学生グループが中心となって認知症カフェを運営し、柏原市で2か所行っています。とくに大学内の立教館カフェは認知症の方はもちろん、地域の方やご家族が毎月30人程度おこしになられております。
何がカフェのよいところでしょう?
色々な方々が集い、交流をすることです。新たな仲間を見出すこともできます。そこでコミュニケーションをとり、時には笑うことで活性化され、お元気になられる方が多いです。
都村先生が認知症ケアの問題で今後めざされることは?
認知症の方が受容・共感される地域社会づくりです。もっと、地域に高齢者や認知症の方が自由につどえるカフェやサロンができることと、それを今は市民の善意、ボランティア精神で行っていただいているので、行政が支える仕組みが必要であると思います。

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