【教育学科】教育学科ニュース②2025年05月12日
【受賞報告】教育学部教育学科の山本真紀教授が「染色体学会賞」を受賞しました
2024年10月27日、教育学部教育学科の山本真紀教授が「染色体学会賞」を受賞しました。
染色体学会第75回年会(令和6年度、神奈川大学)において、受賞題目「DNA Fiber FISH法による植物ゲノムの微細構造の可視化に関する研究」に対して、優れた業績が認められ授与されたもので、現地で授賞式と受賞講演が行われました。以下は、山本教授のコメントです。
「受賞研究テーマは、平成8年当時、関西女子短期大学の講師であった私のゼミ生、山野敦代さん(本学園附属高校卒業生)と桂佳子さんと取り組んだ実験が始まりです。世界で初めてコムギのDNAファイバー標本を作成し、遺伝子をマッピングすることに成功しました。その時に目にした美しい顕微鏡像の感動は今でも忘れません。その晩は感動しすぎて眠れないほどであったことを昨日のように覚えています。その当時の二人の卒論は今でも大事に保管しています。そのような、忘れ得ぬ感動をもらえた実験を長年継続してきたことで今回受賞できたことは、この上ない喜びです。細々とした研究人生でしたが、長く継続するのも価値があることに今になって気付かされました。未来を生きる学生さんと未来ある若い教職員の皆さんへは、心から『継続は力なり』の言葉をエールとして贈りたいと思います。」
-
理事長表敬訪問(R7.2.7)
-
賞状と記念の盾
-
世界で初めてのコムギDNAファイバー標本