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【心理科学科】選択科目「社会に活かす心理学」の学生発表を行いました2024年01月12日

 心理科学科の1年次秋学期の選択科目「社会に活かす心理学」で、学生発表を行いました。
 この科目では、心理学の知識や理論を普段の生活に生かしていく方法や考え方を身につけることを目的としており、人々の普段の生活における行動変容などをどのように導いていくのかをグループワークにより、他者との議論を通じて学修します。


 今回は「社会に活かす心理学」の14回目の授業になります。発表までにはグループで検討の対象となる現象や行動を決定し、どのような心理学的手法でアプローチするかを決定し、それまでの成果物として今回、グループ発表を行いました。

 あるグループの発表では、「ポスターによるエスカレーター歩行人数の減少」というテーマで、エスカレーター歩行の危険性に着目し、実際に大学近くの駅で予備調査を行い、エレベーターの誤った使用法をする人の割合を調査し、心理学的なアプローチで歩行人数の減少を抑える手法を考えました。
 その研究の成果として、ポスター掲示を使って実際のエスカレーター利用者にどうすれば行動変容を起こすことができるかについて議論した内容を発表しました。プレゼンテーションでは、ポスターをより効果的に活用するために損失回避の心理「プロスペクト理論」を用いた、具体的なポスターデザインも紹介されました。


 本科目を通じて、自分が関心をもった現象や行動について文献を調べ、理解する情報リテラシー能力を身につけます。自分が考えたことを、他者に充分に伝えられるプレゼンテーション能力と、複数の参加者で協力し合いながら科学的な視点から物事を捉え、議論を行うことを学びました。この授業を通じて、さまざまな他者からの評価や議論、指導教員からのアドバイスを得た経験は、将来の研究計画や卒業論文に活かされるはずです。
 このように、心理科学科では1年次から実践的な心理学を学ぶPBL(Project Based Learning)「課題解決型学習」についても学びます。



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