同窓会や美葉祭と同日の10月27日（土）に、卒業生対象の国家試験対策講座を開催しました。朝早くからの開催であったにもかかわらず、在学生も含め、申し込まれた方々は全員出席され、窓の外のにぎやかさとは裏腹に、講義や講演に真剣に向き合っておられました。
　当日は、斉藤千鶴学科長と、津田耕一学部長兼委員長から、激励や今後の社会福祉士の展望に関するお話をいただきました。その後、柿木志津江先生から、障害者福祉関連の法制度などを中心に、演習形式の授業を行っていただいた後に、国家試験と仕事との両立で見事に合格された卒業生から、時間の作り方や効率的な学習方法などをうかがうことができました。
　講座の最後には、茶話会形式で、受講生同士が合格に向けて不安な思いを共有したり、受講生が教員や講演していただいた卒業生と、具体的な学習方法に関する情報交換を熱心にされておられました。
　受講生からは、「法律や条約などを学習する際に、福祉小六法と照らし合わせて勉強する必要を知ることができました」「仕事をやりながら時間を作って勉強するのは、本当に大変なんだという生の声を聞けたのが良かったです。これをきっかけに頑張りたいと思えました」「勉強を続ける中で、かなりのストレスを感じていましたが、今日の講座を受けることで、モチベーションをなんとか維持していけそうです」などの声が寄せられました。
　国家試験本番まで約2ヶ月となりました。本学の社会福祉士・精神保健福祉士国家試験対策委員会は、これからも在学生はもちろんのこと、卒業生の夢と志も応援する存在であり続けたいと思っています。