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【教育学科】学生企画「模擬授業定期交流会」への取り組みをご紹介します。2018年04月09日

 教育学科、発達支援教育専攻の新3年生の有志が集まって、自主的に意欲的な取り組みを開いているのでご紹介いたします。
 春休み中に毎週集まって模擬授業を行う勉強会を開催していたのです。
 この2年間の大学での学びをもとに、もっと自分に足りないものを身につけたいという仲間内からの要望に応えるべく、「授業外で、学生が教科や単元に縛られず、自由に模擬授業ができる場所と時間の提供」を目的とし、正規のカリキュラムで学んだことや経験したことを反復し、修正し、改善したいという勉強会が発足しました。
 企画と実行に携わった発達支援教育専攻3年生の松家亮太君にお話をうかがいました。

 私が、この企画をはじめようと思ったきっかけは、「復習時間の確保」「授業者としての経験不足」この二点でした。一つ目の理由として、授業だけでは必ず限界があります。そのため予習復習が大事になってくるわけですが、これは模擬授業においても例外ではないと思います。予習は教材研究や模擬の模擬など個人で行うことが出来ますが、模擬授業の復習となると難しいのです。先生からの講評を受けて、様々な改善点が見つかって修正しても、それをもう一度模擬授業として授業内で行うことが出来ませんでした。そこで「授業内で時間を確保するのが難しいのなら、授業外で時間を設けてしまえばいいじゃないか。」と思いました。
 二つ目の理由として、教育実習間近(今年度9月実施予定)であるということがありました。よく「今はまだ全然できていなくても、実習でたくさん身に付くことがある。」ということをお聞きするのですが、自分はそうは思ってはいません。足し算が分からないのに掛け算の授業を受けたところで身に付くことはほとんどないように、次のステップに必要な基礎が身に付いていなければ、得られるものは少ないです。このことは実習でも同じだと思っていて、授業を見る目が養われていなければ、どこをどう見て、何が良くて何が悪いのかの判断がつかないでしょう。実習まで半年になったとき、果たして自分はその段階までステップアップ出来ているのだろうかと不安になりました。
 この二点から、この企画を思案することとなりました。また新年度以降は、企画に参加しているメンバーを中心に、教員採用試験に向けた勉強会も開催する予定です。(松家談)

 学生たちのやる気と企画実現のためのパワーに感嘆するとともに、来る教育実習もそのバイタリティがあれば実り多いものになるだろうと感じました。


模擬授業定期交流会


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