管理栄養士の魅力・やりがいについて
  • 2022.10.10

「管理栄養士になりたい!」「将来、管理栄養士として活躍したい!」と考えている高校生の方には、仕事のやりがいや、魅力について知りたいという方も多いと思います。

 食と栄養のスペシャリストとして「人」と「食」をつなぎ、健康と幸せを生み出す仕事の魅力や、どんな時にやりがいを感じるのかを見ていきたいと思います。

目次

管理栄養士の仕事のやりがいについて

 管理栄養士は、病気やケガで療養中の患者さんやスポーツ選手の健康増進など様々な場面で、たくさんの人を栄養面、食事面でサポートします。

 その中で、栄養指導や食事管理などのサポートをすることで患者さんが快復したり、アスリートの体調が安定して試合や大会などでパフォーマンスが上がり良い結果につながったりすることで「人の役に立っている」と実感できる事が管理栄養士として働く一番のやりがいだと思います。

管理栄養士の仕事の魅力について

 続いて、管理栄養士の仕事の魅力についても見ていきたいと思います。

活躍できる領域・分野が広い

 管理栄養士が活躍できる領域の広さについては、「栄養指導」の仕事の担当領域で見ていきたいと思います。
  • 栄養士:主に健康な人へアドバイスやサポートを行います。
  • 管理栄養士:健康な人に加えて、傷病者の療養のために「栄養指導」を行います。
 ▶参考記事:以外と知られていない?管理栄養士と栄養士の違いとは?
 
 管理栄養士は、担当できる領域が広く、子どもからお年寄りの方まで幅広い世代の人に食や栄養面で貢献できるのが魅力だと思います。
 同じ管理栄養士でも、「病気やケガで療養中の患者さんを食事・栄養面でサポートしたい」と思う人、「小さな子どもの食育につながる仕事がしたい」と思う人がいると思います。

 実際に、管理栄養士が就職する先は、病院や学校、保育園、福祉施設や介護施設、行政機関、研究機関料理教室、管理栄養士の養成校、食品メーカーなど多岐にわたっています。
 ▶参照:就職実績|関西福祉科学大学 健康福祉学部 福祉栄養学科

チーム医療における活躍領域の広がり

 近年では、チーム医療を推進するために、病院内に「栄養サポートチーム(NST)」を設ける病院が増加傾向にあります。従来よりも、管理栄養士の人材需要が高まっています。

 栄養サポートチーム(NST)とは、医師、医療ソーシャルワーカー、看護師、管理栄養士、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士などが連携するチームのことです。管理栄養士は、栄養サポートチームの中心的な存在として活躍することができるのも魅力です。
 ▶参照:栄養サポートチーム|チーム医療推進協議会

食品開発や商品開発ができる

 管理栄養士として、食品メーカーに就職した際には食品開発に携わることも可能です。

 新商品の開発を進める際には、商品コンセプト設定やマーケット分析を行ったり、試作品を作って味見をして、改善を繰り返します。商品の完成後は、どのようにお客様に知ってもらい届けるのかといった販売促進を考えリリースします。
 自らが商品開発から販売促進まで関わり、生み出した味や商品が販売された時の喜びはとても大きいです。
 ▶参考記事:食品開発者になるには?どんな大学(学部)で学べばよい?

自分自身の食生活に活かせる

 管理栄養士として得た知識や技術は、自分自身や家族の食生活にも活かせます。
 自身だけでなく、家族の健康維持・増進のために必要不可欠な食・栄養の詳しい知識を持つことができるのは管理栄養士の魅力です。

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