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管理栄養士
- 管理栄養士のキャリアアップ
- 管理栄養士のスキルアップ
食や栄養に興味があって、将来は食や栄養に関わる仕事がしたいと思う高校生のみなさんは、管理栄養士や栄養士になって幅広く活躍できるようになりたいと思うのではないでしょうか。
管理栄養士としてスキルアップしていくには、どのような方法があるのでしょうか?
今回は、資格を取得して就職した後の、スキルアップやキャリアップについて見ていきたいと思います。
目次
管理栄養士のスキルアップ~幅広く活躍していくために~
食や栄養のプロとして、たくさんの方の健康に貢献する管理栄養士は、最新の情報を積極的に収集してスキルアップしていくことが求められています。
将来、管理栄養士として幅広い分野で活躍できるように、スキルアップ・キャリアップしていくことをイメージしながら、管理栄養士を目指してほしいと思います。
管理栄養士のスキルアップするための3つのポイント
ポイント1:最新情報を収集する
それは、管理栄養士の国家資格は取得後は更新の必要がなく、基本的に資格を失うことがありません。
そのため、自ら食や栄養に関する新しい情報や専門知識を学び、患者さんやお客様に指導やサポートをすることが必要です。
最新情報や知識を学ぶためには、食や栄養に関する専門書から学ぶ方法が一番取り組みやすいと思います。
また、食や栄養・健康に関する専門雑誌からも最新の情報を得ることもできます。
中でも毎月発刊される専門雑誌は、最新の情報を得るには最適です。
▶「日本栄養士会雑誌」
栄養・健康に関する情報が満載
▶「臨床栄養」
臨床栄養現場で活躍する管理栄養士・栄養士のための専門誌
ポイント2:学会に所属、外部の勉強会や研修会、セミナーに参加し専門性をアップする
日本栄養士会の管理栄養士・栄養士一人ひとりのキャリア支援の中にも「各学会への参加や発表」の機会があります。
▶参照:公益社団法人日本栄養士会 キャリアアップ 関連学会で発表する
また、外部での勉強会やセミナーや職場で実施される研修会などに積極的に参加する方法もあります。
書籍や専門性のある雑誌などから、最新の情報や知識を学びつつ、書籍からはなかなか得ることができない実践的な学びを勉強会やセミナー、研修会で得る事ができます。
日本栄養士会、都道府県栄養士会が定期的に研修会や講座を開催されています。
▶参照:公益社団法人日本栄養士会_研修会
他にも、食品メーカー企業が主催のセミナーや勉強会なども開催されています。
▶参照:日本食糧新聞 食品業界オンラインセミナー
最近では、現地会場だけではなく、オンラインでの研修会やセミナーが増えており、外部の研修会やセミナーに参加しやすくなっています。
このような研修会やセミナーに参加し、自分で伸ばしていきたい特定の専門分野についての勉強や実践的な学びを続けることで、その特定分野で専門性の高い管理栄養士として長く活躍していくことができるようになります。
ポイント3:管理栄養士の関連資格を取得する
管理栄養士の国家資格に加えて、日本栄養士会の認定制度や医学関連学会の認定資格や、民間資格などを取得することで、管理栄養士としての活躍の幅は広がります。
管理栄養士の関連資格や認定制度はどのようなものがあるのでしょうか。いくつか見ていきたいと思います。
- 糖尿病療養指導士
糖尿病療養指導士は、糖尿病について幅広い知識を持ち、糖尿病患者さんが自己管理ができるよう適切に指導、援助していくエキスパートです。 - 食品保健指導士
食品保健指導士は、日本健康・栄養食品協会が設けた資格です。
日本で販売されている健康食品を消費者が正しく利用できるよう指導や相談を行う専門家です。 - サプリメントアドバイザー
サプリメントアドバイザーは、サプリメント・健康食品に関するアドバイスを行えるよう、日本臨床栄養協会が定めた民間資格です。
消費者が適切にサプリメントを選べるよう、アドバイスをします。 - 健康運動指導士
健康運動指導士は、個人の心身の状態に合わせて、効果的な運動ができるよう、運動プログラムの指導やサポートを行います。 - フードコーディネーター
NPO法人日本フードコーディネーター協会が実施する認定試験です。メニュー開発や店舗プロデュースといった外食関連や食品メーカーでの商品開発、撮影用料理のスタイリングなどで活躍することができます。
まとめ
管理栄養士だけではありませんが、専門職としてスキルアップしてキャリアを積んでいくことはとても大切なことです。
スキルアップすることで、専門の知識や資格が増えて、職場で携われる業務内容が増え、幅広く活躍ができ、それがキャリアアップにつながります。
また、専門性が高まることで様々な職場で活躍することができるようになることもスキルアップしていくメリットだと思います。
将来、管理栄養士になった後のこともイメージしながら職種選びや学校探しをしていってください。
この記事を書いた人
所属:入試広報部
ひつじ4号
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