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特別支援学校教諭
- 特別支援学校教諭
- 仕事のやりがい
- 教員の魅力
- 通常学級の先生との違い
特別支援教育は、障害のある幼児・児童・生徒 の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点で、一人ひとりの教育的ニーズを把握してその持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善・克服するために適切な指導及び必要な支援を行うものです。また、特別支援教育は、知的な遅れのない発達障害も含めて、特別な支援を必要とする幼児・児童・生徒 が在籍する全ての学校において実施されるものです。特別支援教育について学び、理解しておくことで、幼稚園や小・中・高等学校など、どんな環境で先生をする際にも必要な資質や能力が身につきます。また、特別支援教育に関わる からこそ感じるやりがいもあります。ここでは、特別支援教育のやりがいやその魅力について解説します。
目次
1.特別支援学校・学級の先生と通常学級の先生は何が違うの?
文部科学省では、幼稚園、小・中・高等学校などにおいても障害のある児童・生徒が在籍していることから、障害のある児童・生徒に対する教育である特別支援教育は全ての教員の責務であり、個々の障害に配慮しつつ通常学級でも支援や配慮を行うことを原則としています。しかし、児童・生徒の状態や個別のニーズに対応するため、特別支援学校、小・中学校の特別支援学級、小・中・高等学校などにおける通級教室など、通常学級以外の特別な教育の場も設けられています。
このように教員になれば、必ず特別支援教育に従事することになりますが、通常学級と特別な教育の場では具体的にどんな違いがあるのでしょうか。
特別支援学校と特別支援学級について知ろう
特別支援学級は、障害による学習・生活上の困難を克服するために小・中学校に設置されている学級のことで、知的障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱、弱視、難聴、言語障害、自閉症・情緒障害の児童・生徒が対象となります。
特別支援学校と特別支援学級の最大の特徴は少人数教育です。児童・生徒の状態や個別のニーズに合わせたきめ細かい指導が行われます。特別支援学校は特別支援学級よりも障害の重い児童・生徒に対応できるよう、専門性の高い教員と設備を備えた学校で、地域の特別支援教育のセンターとしての役割を担っています。
現在の特別支援教育以前の制度では、障害のある児童・生徒が学ぶ場所は、それぞれの障害の程度に応じて教育委員会が決定していました。特別支援教育では、障害の状態、保護者・本人・専門家の意見、学校や地域の状況などから総合的に判断されます。また就学時に小学校6年間、中学校3年間の学びの場が全て決まるのではなく、児童・生徒の発達の状態や学校の環境を考えながら柔軟に転学・転校することが可能です。また、それを容易にするため、全ての学びの場での学びの連続性が求められています。
▶参考:文部科学省「特別支援教育の概要」、「特別支援教育の現状」
通常学級の先生と特別支援学級・特別支援学校の先生との違いはこんなところ
特別支援教育はやりがいの大きな仕事!
2.特別支援教育を学ぶメリットとは
児童・生徒の成長を強く感じる機会が多く、やりがいがある
先生という仕事に大切な知識やスキルを磨くことができる
特別支援教育の「専門知識」や「スキル」を身につけたうえで教育現場で働くことは、より的確かつ効果的な支援の提供につながり、やりがいをもって働く糧にもなるでしょう。
3.特別支援教育を学ぶには?
そのためには、発達障害を含め特別支援学校の対象となる各種の障害(視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・病弱)について学ぶ必要があります。また、採用試験も特別支援学校教員採用枠で実施されます(小・中学校の枠で実施する自治体もあります)。
▶特別支援学校教諭になるには
ここでは、特別支援学校教諭だけでなく、教員をめざすのであれば身につけておきたい特別支援教育の知識や技能について解説します。
特別支援教育についての知識や技能を身につけよう
▶参考:文部科学省「特別支援教育に係る教育職員免許状について」
また、文科省では、教員に採用されたら10年以内に、特別支援学級担任の経験を積むことを推奨する方針を打ち出しており、先生になってすぐに特別支援学級の担任になる可能性もあります。特別支援教育について学び、実習などでスキルを身につけておけば、どの学級を受け持つことになっても、自信をもって子どもたちと接することができるでしょう。
▶参考:文部科学省「特別支援教育を担う教師の養成の在り方等に関する検討会議 報告」
時代に合った教育方法を知ろう
多様性に対応できる人になろう
特別支援教育を学ぶなら関西福祉科学大学教育学部教育学科へ!
関西福祉科学大学 教育学部 教育学科では、小学校教諭一種免許状、幼稚園教諭一種免許状、特別支援学校教諭一種免許状(知・肢・病)もしくは保育士資格のいずれかの最大3つの免許・資格の取得をめざすことができます。もちろん小学校だけの免許取得も可能ですが、併せて特別支援学校教諭の免許状を取得すると、小学校と特別支援学校で職業選択の可能性が広がります。
特別支援学校教諭の免許状を取得すると、自治体によっては小学校の教員採用試験で特別加点を受けられる場合があります。
小学校だけの免許取得をめざす場合も、特別支援学校の専門科目を選択科目として履修することで、小学校における特別支援教育の知識を深く学習することができます。
関西福祉科学大学教育学部教育学科は、授業以外の教員採用試験対策講座など就職面でのサポートも充実しています。
保育士・幼稚園教諭を志望する学生も、特別支援学校の専門科目を選択科目として受講することが可能で、発達障害を含めた障害のある子どもたちにもしっかりと対応ができる 保育士、幼稚園教諭をめざすことが可能です。
特別支援教育を学ぶなら、ぜひ関西福祉科学大学 教育学部 教育学科のオープンキャンパスを訪れてみましょう。
▶関西福祉科学大学オープンキャンパス
この記事を書いた人
所属:入試広報部
ひつじ6号
福祉・医療・教育系の「お仕事」について詳しくお伝えできるよう、頑張ります!