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言語聴覚士
- 言語聴覚士向いている人
- 言語聴覚士向いていない人

最近になって言語聴覚士の仕事に興味を持ち始めた高校生の方は、「どんな人が言語聴覚士に向いているのだろう」「自分は言語聴覚士に向いているのだろうか」と考えたりすることもあるのではないでしょうか。
今回は、言語聴覚士に向いている人はどのような人なのか、どんな人は向いていないのかについて詳しく見ていきたいと思います。言語聴覚士に向いている人の特徴や適性を知ることで、高校生の皆さんの進路選択の参考になればと思います。
目次
言語聴覚士に向いている人の特徴や適性とは?
言語聴覚士に向いている人の特徴や必要な能力とは、どのようなものなのでしょうか。
コミュニケーション能力
患者さんとのコミュニケーションにおいては、「話す」コミュニケーションの力だけではなく、「相手のことを理解すること」の重要性も高く、患者さんの気持ちや伝えたいことをただ「聞く」だけでなく「理解しようとする」姿勢も含めたコミュニケーション能力が必要です。
また、言語聴覚士が働く現場では患者さんだけでなく、医師や看護師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士など医療専門職や福祉の専門職や教育現場の方とコミュニケーションを図りながら、協力していく必要があります。
観察する力、人に興味がある人
ご自身では思うように気持ちを伝えられない方が多く、もどかしい気持ちでいることが多くあります。
言語聴覚士は、患者さんのことを注意深く観察することで、訓練や支援が必要な点を探ったり、表情や視線などから伝えたいことや感情を推測したりします。対象者のこれらの細やかな変化や「サイン」にも着目しながら、日々、仕事に取り組みます。
また、患者さんが後遺症や障害によって、どのような経験や思いをしてきたかを「想像する力」も患者さんに寄り添ったサポートするためには必要になってきます。
このように、患者さんのちょっとした変化に気づき、患者さんの気持ちを想像するためには、相手を理解しようとする姿勢が大切です。人に興味を持って接することで、相手をよりよく理解したいと思う気持ちが生まれます。つまり、人に興味が持てるということは、患者さんに寄り添ったサポートを行う上で重要です。
根気強さを持つ人
また、患者さんと訓練を行うなかで、順調に障害が改善していく時もあれば後退する時もあります。
そのような場合には、患者さんのモチベーションが下がる時もありますが、言語聴覚士には患者さんを励ましサポートし続けていく根気強さが求められます。
言語聴覚士として仕事をしていくうえで、「根気強さ」や「粘り強さ」は強みとなります。
探究心や向上心を持つ人
言語聴覚士になってからも向上心を持ち、勉強会などに参加して新しい情報を得て、その知識を治療や訓練に取り入れていくことが、患者さんや対象者のために、そして自分自身のさらなる成長のためにも必要です。
言語聴覚士に向いていない人はどんな人?
それは、言語聴覚士に向いている人の特徴を知れば理解できると思います。
- コミュニケーションをとるのが苦手
- 人に興味があまりない、相手を理解しようとしない
- すぐに諦めてしまう
- 探求心や向上心がない
言語聴覚士を目指す高校生のみなさんが、言語聴覚士に向いているとされる特徴や必要な能力のすべてを、現時点で備え持っている必要はありません。
言語聴覚士になるために、養成校に進学後、必要な知識の学修や技術の習得だけではなく、言語聴覚士に必要なさまざまな力を自ら養い、身につけていくことで、「言語聴覚士に向いている人」になることができます。
そのために、実際に養成校の説明会やオープンキャンパスで先輩の言語聴覚士を目指して勉強している人の話を聞いたり、教えている先生からどんな力が必要なのか詳しく聞いたりすることがとても大切なことだと思います。
この記事を書いた人

所属:入試広報部
ひつじ4号
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