• TOP
  • 記事一覧
  • 言語聴覚士になるための学費はどれくらい必要?

言語聴覚士になるための学費はどれくらい必要?
  • 2023.01.12

 将来、言語聴覚士になって活躍する、と決めて養成校を探している高校生のみなさんは、「学費はどれくらい必要なのか?」「学校によって学費に違いはあるのか?」と考えたりすることもあるのではないでしょうか。

 今回は、言語聴覚士になるために必要な学費について詳しくみていきたいと思います。
 高校卒業後、言語聴覚士の学校に進学する際に知っておきたい学費に関する情報をお伝えしていきます。

 勉強できる内容や、学校の雰囲気、国家資格の合格率、就職率などに加えて「学費」も学校選びにおいて大切なポイントになりますので、しっかり確認して進路選びの参考にしてください。

目次

言語聴覚士の養成校(大学・専門学校)について

 高校生のみなさんが、高校を卒業して言語聴覚士になるためには、まず言語聴覚士養成施設で3年以上、必要な知識を学び技能を修得して、国家試験を受け合格する必要があります。
 
 大学卒業後に語聴覚士養成校へ進学するケースもありますが、今回は高校生のみなさんが、高校卒業後に進学するケースについて見ていきたいと思います。
 
 言語聴覚士を目指す高校生の多くが、大学か専門学校に進学します。
 では、言語聴覚士になるための学校はどのくらいあるのでしょうか?
 
 ・4年制大学:28校
 ・専門学校(3年制、4年制):26校
 
 言語聴覚士の養成校でも、大学に行くか専門学校に行くかによって学ぶ期間や学び方に違いがあります。
 
 4年制大学なら、言語聴覚士の専門知識の習得や実習での技術習得だけではなく、語学などの一般教養まで幅広く学ぶことができます。さらには卒業時に「学士」の学位が取得できるため、給与面でも有利です。
 専門学校では、実務経験を積み、養成校の教員になる先生、大学では、所定の年数以上の実務経験に加えて、修士号や博士号を有する先生が大多数です。大学では、より高度な医療、研究分野の知見を持った先生から学ぶことが可能、専門学校では、言語聴覚士になるための専門知識を集中的に学ぶことができることが特徴、と言えるかもしれません。
 ▶言語聴覚士を目指すための学校(大学、専門学校)の違いは?
 
 次に学費の面から、大学に進学した場合と専門学校に進学した場合を比較してみましょう。

学費はどれぐらい必要なのか?

 次に、言語聴覚士となるために必要な学費について、それぞれの学校別に見ていきたいと思います。

4年制大学の学費平均

 言語聴覚士の大学の学費はどれくらいなのでしょうか。
 
 4年制大学の学費は、近畿エリアの私立大学ですと年間約140~160万円となっています。
 
 近畿エリアの言語聴覚士の大学7校の平均学費
 1,504,300円/年間
 
 ※学費は、学校によって項目が様々ですが「授業料」「実習費」「施設設備費」などの合計金額です。
 
 また、それぞれ入学初年度は入学金として20~30万円が必要になってきます。
 
 近畿エリアの言語聴覚士の大学7校
 入学金と授業料の初年度学費(平均)
 1,746,000円/年間

専門学校の学費平均

 続いて、言語聴覚士の専門学校の学費はどれくらいなのでしょうか。
 言語聴覚士の専門学校の多くは3年制となっており、数は少ないですが一部4年制の学校もあります。
 
 専門学校の学費は、近畿エリアでみると年間約110~140万円となっています。
 
 近畿エリアの言語聴覚士の専門学校3校の平均学費
 1,260,000円/年間
 
 ※学費は、学校によって項目が様々ですが「授業料」「実習費」「施設設備費」などの合計金額です。
 
 また、それぞれ入学初年度は入学金として20~30万円が必要になってきます。
 
 近畿エリアの言語聴覚士の専門学校3校
 入学金と授業料の初年度学費(平均)
 1,500,000円/年間

しっかり確認しておきたい諸経費について

 次に、学費についての情報を確認する時に注意してみておくべき項目があります。
 
 それは、諸経費の内容と金額です。
 学費というと、初年度に必要な入学金と学費(授業料、実習費、施設設備費など)だけを見ることが多いと思います。
 
 実際には、入学してから諸経費というものが必要となります。
 学校によって諸経費の内容や金額は異なりますが、下記のような内容が諸経費となっている場合が多いです。
 
 ・教科書代
 ・白衣・ジャージ・靴などの費用
 ・健康管理費
 ・資格検定料
 ・学友会費
 ・同窓会費等
 ・学生保険及び臨床実習に関わる宿泊費等
 
 学校選びの段階で、養成校のパンフレットやホームページなどで情報をしっかりと確認して、実際に学校のオープンキャンパスなどに足を運んで学費についての詳細を確認しておくと良いと思います。

奨学金制度について

 最後に、奨学金制度についてです。
 
 学校によっても違いはありますが、奨学金制度についての情報も確認しておくべきです。
 各校で様々な奨学金制度を設けており、学校独自の学費免除や検定料の免除などの制度がある学校もあります。
 
 詳しくは、各校のパンフレットやホームページで情報を確認しましょう。
 
 また、実際に学校のオープンキャンパスに行って説明を聞いたり、今ではオンラインで学費について相談をすることもできますので活用することをオススメします。

RECOMMENDATION

あなたにおすすめの記事