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言語聴覚士
- 言語聴覚士を目指せる大学
- 大学と専門学校の違い

「将来、言語聴覚士になりたい!」、「言語聴覚士に興味がある」という高校生の皆さんのなかには、どの学校を選べば良いのか迷っているという方もいるのではないでしょうか。
特に、「大学」と「専門学校」どちらを選べば良いのか悩んでいる方は多いと思います。
今回は、言語聴覚士を目指すための大学と専門学校で、どのような違いがあるのかを見ていきたいと思います。
目次
専門学校の特徴
知識や技術に特化して学べる
授業では、言語聴覚士に必要な知識や実習体験、そして言語聴覚士国家試験に必要な科目を集中的に学びます。
早く現場に出られる
しかし、3年制では必要なカリキュラムを短期間で詰め込むことになりますので、必然的に忙しくなります。
就職に強い
言語聴覚士として就職するためのサポートが手厚く、求人数の多さや就職率も高いところが多いです。
一方で、学歴が重視される就職先では採用されにくかったり、就職時の給料に多少の違いが出ることがあります。
こんな人は、専門学校で学ぶのがオススメ
- 1年でも早く現場に出て、言語聴覚士として働きたい方
- 言語聴覚士になることを決めている方
大学の特徴
幅広い分野の知識を学べる
言語聴覚士に必要な専門知識を学びながら、他の医療・福祉分野の内容や、外国語などの一般教養の授業、心理学なども選択して学ぶことができます。
▶参考:関西福祉科学大学リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻カリキュラム
言語聴覚士は、現場で理学療法士、作業療法士などのリハビリ専門職や、医師、看護師、介護福祉士など様々な職種の方と、チームとして働くことが多い職種です。
そのため、他の分野の内容も学べるという点は、言語聴覚士として現場で活躍する上で大きなメリットとなります。
また、第二外国語と呼ばれるフランス語や中国語を学べることも大学ならではの特徴です。選択する授業によっては、高校生の時に好きだったり得意だった科目の内容を、さらに詳しく学べる場合もあります。
大学には、言語聴覚士になるための学びプラスαの学びを得られる環境があります。
学修・実習施設が充実している
また、大学には附属病院がある養成校もあります。附属病院がある大学を選ぶと、近くに現場を学べる環境があり、実習先やボランティア先、卒業後の就職先の選択肢が広がるといったメリットがあります。
加えて、図書館や自習ができる専用の場所、複数人で学修ができる環境などが充実しており、自由に使えるのも大学の特徴です。街中のカフェなどでも勉強はできますが、静かな環境でゆっくり集中して勉強できる環境があるのは、大学ならではです。
パソコンを設置した教室や、インターネットが利用できるWi-Fi(無線LAN)環境が整備されている学校も多くあります。
学生食堂がある
安くて美味しい、栄養バランスが考慮されていて健康面も安心という点では、保護者の方にとっても安心材料になるのではないでしょうか。
学生食堂がある専門学校も一部ありますが、専門学校は利便性の高い立地を重視していることが多いためコンパクトな学校が多く、学生食堂がない場合が多いです。
就職・キャリアアップの選択肢が広がる
求人によっては大学卒が条件になっている場合もあるため、就職の際に選択肢が広がる点も大学の特徴です。
また、大学院への進学を検討していたり、就職後に教育者を目指したい、国公立病院や公共性の高い医療機関で働きたいと思っている方は、大学を選択することで幅広い選択肢を得られる可能性があります。
こんな人は、大学で学ぶのがオススメ
- 言語聴覚士になるための実践的な知識や技術の習得に加え、幅広い分野の知識も身につけたい方
- 充実した施設や設備で言語聴覚士を目指したい方
- 4年間でじっくり学び、将来の選択肢を広く持ちたい方
この記事を書いた人

所属:入試広報部
ひつじ4号
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