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作業療法士
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- 大学と専門学校の違い
- 学費

作業療法士をめざすには、大学や専門学校などの学校に通う必要があります。しかし、具体的にどのような違いがあるのかわからず、どちらを受験すべきか悩んでいる方もいるでしょう。
この記事では、作業療法士をめざすならどんな学校で学ぶべきか、大学や専門学校の違いに触れながらご紹介します。学習内容や学費、得られる学位の違いなど具体的に解説するので、作業療法士をめざしている方はぜひ参考にしてください。
目次
作業療法士をめざすならどんな学校で学ぶべき?

作業療法士の養成課程がある学校に通う必要がある
作業療法士の養成課程があれば、通う学校は大学でも専門学校でも構いません。しかし、それぞれ学習する内容や学費、在学期間などが異なるため、比較検討のうえ学校を選ぶことが大切です。
大学
大学では、4年間かけて必要なことを学ぶので、じっくり学ぶことが可能です。また、作業療法士に関する勉強や実習だけでなく、いくつかの選択科目が設定されていることがあります。そのため、一般教養科目や語学をはじめ自分の興味のある授業を受けることができます。また、それぞれの大学の強みや特徴を活かした授業が展開されている場合もあります。
幅広い分野を勉強することで、卒業後の進路の幅が広がります。在学中に身につけた知識を組み合わせて、新しいことをできるかもしれません。また、卒業後には国家試験を受けて作業療法士として働くほか、大学院への進学も選べます。
専門学校
夜間部を設定している専門学校もあり、社会人として働きながら作業療法士をめざす人には適していると言えます。
作業療法士をめざすための大学と専門学校の違い

1. 設備や環境の違い
専門学校は、専門知識を得るための設備自体は整っていますが、図書室や食堂など校内全体の設備・環境の整備具合は、専門学校によって異なります。設備状況にばらつきが見られるので、ホームページの情報を見たり、学校に見学に行って確認したりすることをおすすめします。
2. 得られる学位の違い
もし大学院に進んだ場合、卒業時に得られる学位は「修士」もしくは「博士」です。どちらを得られるかは、修士課程に進んだか、博士課程に進んだかで異なります。
専門学校は3年制だと「専門士」、4年生だと「高度専門士」の学位が与えられます。高度専門士は大学院にも進むことが可能です。専門士はそのままでは大学院への進学ができないため、めざす場合は4年制の学校への編入学が必要になると覚えておきましょう。
なお、将来的に大学の教員をめざす場合は、修士もしくは博士の学位が必要になるので、大学院への進学は必須といえます。
3. 入学試験の違い
専門学校は学力だけでなく、適性や人間性を重視する傾向があります。私立大学の総合型選抜のように面接があったり、学校によってはグループディスカッションなどを行うところも多いです。
このように大学と専門学校では、入学試験の方法や合格基準にも違いがあります。
作業療法士をめざすための大学と専門学校の共通点

めざせる国家資格
専門学校では、作業療法士に関する分野に集中して勉強や実習に取り組むことができます。また、実践経験が豊富なため、作業療法士として即戦力になれるでしょう。大学では、専門分野以外に一般教養なども多く、幅広い知識を身につけることで卒業後の進路選択の幅も広がるでしょう。
このように、自身の状況や目的に合わせて学校を選ぶのがおすすめです。
得られるスキル・知識
実践的なスキルを身につけることを重視し、実習が多めなカリキュラムを組んでいるところもあれば、国家資格の合格率にこだわり、試験対策に力を入れているところもあります。また、在籍している教員によって得意分野・専門分野にも違いがあるでしょう。ホームページやパンフレット、オープンキャンパスなで情報を集めて、どの分野に力を入れているか、何が強みなのかを調べておくことが大切です。自分にあった学校を探す際の、比較・検討材料として利用できます。
また、大学の場合は一般教養や語学などの周辺知識も習得できます。社会人になったときに役立つ知識を幅広く学びたい方は、大学が適しているでしょう。
学びがいや楽しさ
学びがいは、大学も専門学校も共通しています。学校生活の面で見ると、サークル活動などが活発で仲間と関わる時間が多い大学のほうが、総合的に楽しいと感じる場合もあります。
作業療法士をめざしたい!大学と専門学校のどちらに通えばよい?

こんな人は大学がおすすめ!
また、スケジュールに余裕を持ちながらじっくり学びたい人や、サークル活動など学生生活を楽しみたい方も、大学進学がおすすめです。
こんな人は専門学校がおすすめ!
作業療法士をめざすための学校は目的や条件に合うところを選ぼう
将来の姿がはっきり見えない場合は、大学院への進学も視野に入れられたり、専門分野以外も広く学べて職業選択の幅が広がる大学を選択するというのも一つです。
関西福祉科学大学の作業療法学専攻なら、作業療法士をめざしながら幅広い分野を学べます。さらに、国家試験の合格率は91.5%、2023年3月の卒業生の就職率は100%と高い成績を誇っているのも魅力の一つです。興味のある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
この記事を書いた人

所属:入試広報部
ひつじ5号
福祉・医療・教育系の「お仕事」について詳しくお伝えできるよう、頑張ります!