-
作業療法士
- 作業療法士の就職先
- 病院以外の就職先

将来は作業療法士になって活躍したい!
医療職の中でも『作業療法士』に興味がある高校生の方や親御さんにとって、将来の就職についての情報は、進路選択や職種決定において大切なポイントのひとつではないでしょうか。
今回は、作業療法士の就職先について、「どのような場所で活躍できるのか」また、「どのように就職先を選べば良いのか」情報をお伝えしたいと思います。
目次
作業療法士の就職について詳しく知ろう「就職率は?」「就職先はどんな場所?」
就職率はどのくらい良いの?
一般社団法人 日本作業療法士協会が出されている情報によりますと、作業療法士の就職率は100%です。
▶参照:一般社団法人 日本作業療法士協会「インフォメーションBOOK2」
幅広い場所で活躍できる作業療法士。高い就職率は今後も続くのでしょうか?
作業療法士の将来性や今後についても気になる方は、コチラの記事もご参照ください。
▶作業療法士の将来性が知りたい!どうなる?
どんな場所で活躍できるの?どんな就職先があるの?
- 医療法関連施設(病院や診療所など):36,693人
- 介護保険法関連施設(老人保健施設など):6,147人
- 老人福祉法関連施設(特別養護老人ホームなど):2,274人
- 児童福祉法関連施設(児童福祉施設など):1,241人
作業療法士として病院や診療所などの医療施設で働く人が多いです。今後は、介護・福祉施設や児童福祉施設などの就職先で作業療法士が多く求められると言われています。
病院以外の就職先について
就職先(働く場所)によって業務内容も違ってきます。病院以外の就職先の特徴を見ていきます。
- 老人保健施設
介護老人保健施設では、入所する利用者さんに対して在宅復帰を目指したリハビリを行います。
介護老人保健施設で働く作業療法士は、在宅生活を見越した日常生活動作訓練や環境調整や福祉用具の提案などを行います。
また、介護士に介助法やリハビリ方法をアドバイスしながら、利用者さんの生活能力の維持・向上や退院支援を行います。 - 特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームでは、在宅生活が難しい方に対して生活リハビリや集団レクリエーション・行事などを通して社会参加や交流を促す関わりが中心となります。
特別養護老人ホームで働く作業療法士は、介護士にリハビリプログラムを指導したり、集団体操やレクリエーションなどを実施したりして、利用者さんの生活をサポートします。 - 児童福祉施設
児童福祉施設では発達障がいや肢体不自由などの障がいを持つ子どもに対して、遊びや学習などを通して、生活動作の獲得や社会参加をサポートします。
児童福祉施設で働く作業療法士は、障害を持つ子どもに対して生活能力向上のための運動・感覚機能のサポートや家族の相談に乗ったり、学習会を開くなどで保護者をサポートすることも重要な役割です。病院などの医療施設で働くよりも子供や家族に近い立場でサポートができるという魅力ややりがいがあります。
企業での就職について
- 作業療法士の養成校
リハビリ関連の学部・学科を持つ大学や専門学校で教員として働くケースもあります。
現場で臨床経験を積み、学生たちに講義や実習対応・国家試験対策といった教育・指導を行います。
現場経験を生かして教育の場で活躍したい方はおすすめです。 - リハビリ、福祉用品関連の企業
リハビリ機器や福祉用品を扱う関連企業で働く選択肢もあります。
臨床経験を活かし、病院、診療所や介護・福祉施設へ営業や技術的なサポートに携わることができます。
自身が臨床現場で活用していた製品を提供する側になり、間接的に患者さんをサポートできるやりがいが持てる働き方です。
作業療法士の就職先の選び方「どのように選べばよい?」
どのような患者さんに寄り添ってサポートしたいか
就職先の職場や担当する領域によって、作業療法士がサポートする患者さんは異なります。
就職先を決める際に、どういった病気や障害に向き合っている患者さんにリハビリを通して関わりたいのかを考えることで、就職先を決めやすくなります。
訪問リハビリテーションの経験ができるか
これから求められる作業療法士になるには、将来的に求められる場所で働くことも就職先を決める上では大切なポイントです。
訪問リハビリテーションの経験ができるかといったポイントも見ながら、自分に合った就職先を選びましょう。
この記事を書いた人

所属:入試広報部
ひつじ4号
医療系の「お仕事」の魅力をお伝えします!