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養護教諭
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- 魅力
- やりがい

養護教諭は、保健室の先生として子どもの健康管理や保健教育を行います。実際に養護教諭として働く人が養護教諭をめざした理由やきっかけ、養護教諭として働くうえでのやりがいや魅力を知り、今後の進路の参考にしたい方もいるでしょう。
この記事では養護教諭をめざした理由ややりがいや魅力だけでなく、仕事をするうえでの大変さについても解説します。養護教諭という働き方に興味を持っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
養護教諭をめざした理由・きっかけは?

1. 教育現場で働きたいと思っていた
養護教諭は、学校内に一人の配置が多いことから児童生徒に覚えてもらいやすかったり、学級や教科を担当する教諭と違って児童生徒に成績をつけることがなかったりするという特徴があります。そうした特徴に魅力を感じる人もいるでしょう。
2. 子どもの健康や生活をサポートしたい
成長が著しい時期の子どもに、健康面、生活面からサポートしたい人や、悩み事や心配事を聞いて寄り添ったり解決策を探したりしながら、精神的な成長を支援したい人などが養護教諭をめざすことが多いです。
3. 保健室の先生に憧れていた
「保健室の先生なら話を聞いてくれる」「いつでも味方になってくれる」と信頼し、憧れを抱く人も多いです。過去の経験がきっかけになり、「さまざまな子どもたちを支えてあげたい」「子どものよりどころになりたい」と思う人も少なくありません。
4. 看護師の経験を活かして働きたいと思った
実際に医療現場に従事して「自分のやりたいことと違う」と感じたり、看護師の知識や経験を活かしてキャリアアップしたいと考えたりする人が、あらためて養護教諭をめざすことがあります。
養護教諭という仕事のやりがいは?

- 子どもたちから頼られる
- 子どもが元気になったときに喜びを感じられる
- 子どもや保護者に感謝される
子どもたちから頼られる
たった一人で全校児童生徒を相手にするのは大変な面もあるでしょう。責任感を求められる仕事ですが、多くの子どもたちから頼られることは、たくさんの人に貢献できる仕事とも考えられます。このような働き方ができるのは、養護教諭ならではです。大きなやりがいを感じられるでしょう。
子どもが元気になったときに喜びを感じられる
様々なサポートの結果、子どもたちが元気になった姿を見られることは、大きな喜びであり、やりがいを感じられる瞬間です。多くの子どもたちを元気にできるのは、養護教諭の魅力ともいえます。
子どもや保護者から感謝される
また、感謝されるのは、児童生徒からだけではありません。ケガや病気に関する適切なアドバイスをしたことで、保護者からお礼を述べられる場面もあります。感謝の言葉が励みになったり、誰かの助けになれる喜びを感じたりと、大きなやりがいにつながるでしょう。
養護教諭として働く魅力は?

子どもの成長を身近でサポートできる
日々成長する子どもたちのそばでさまざまなサポートを行えるのは、養護教諭の特権です。ケガや病気だった子が元気に成長する姿や、悩みを抱え苦しんでいた子が精神的に大人になっていく姿などを見届けられるのは喜びでもあり、養護教諭として働く魅力ともいえます。
児童や生徒みんなの先生になれる
養護教諭は、子どもたちの健康状態を把握・管理して、手洗いや換気などの環境衛生について教育します。保健室でケガの手当てや体調不良の児童生徒の様子をみる場面もあるでしょう。児童生徒全員と同じ密度で関わるのは難しいですが、すべての子どもとコミュニケーションを図る機会があります。子どもが好きな人や、多くの児童生徒と関わりたい人にとって、みんなの先生になれるのは大きな魅力といえるでしょう。
教育分野と保健分野の両面が求められる仕事
また、近年では肥満や運動不足、生活習慣の乱れやメンタルヘルス問題など、子どもたちの健康課題が多様化しています。複雑化する課題の解決に、適した知識を兼ね備えている養護教諭に期待も高まっています。知識を深めて対応力が高まることで社会問題にも大きく貢献できる点も魅力の一つです。
養護教諭として働く大変さは?

自分だけで多くの仕事をこなす必要がある
普段の学校生活の中では、ケガの処置や体調不良時の看病、心のケアなど、多くの児童生徒と関わります。大きなケガや病気で問題が起きた場合は、対応時の報告をしたり、保護者と連絡を取り合ったりする必要があります。正しい処置をしていてもケガや病気の予後がよくなかったり、対応に不満を持ったりしてクレームに発展することもゼロではありません。保護者から子どもの保健室登校や心の問題について相談を受ける場面もあるでしょう。
このように、養護教諭は多くの仕事をこなす必要があります。しかし、一人での処理が難しい問題については他の教職員と連携しながら解決にあたる場合も多いため、「一人で解決しなければ」と思う必要はありません。他の人の手を借りながら仕事にあたることが大切です。
正確な判断を求められる
また、悩み事への相談に関しても対応を誤ると、児童生徒の心に深い傷を負わせたり、さらに落ち込んでしまったりする可能性もあります。メンタル面のサポートでも適切な判断のうえ、対話を行わなければなりません。このように養護教諭は、正確な判断を求められる場面が多いです。普段から専門知識の習得のため研修会に参加したり、勉強したりして、適切な対応がとれる体制を整えておく必要があります。
責任ある仕事のためプレッシャーも大きいですが、スキルアップができて大きなやりがいを感じられる仕事でもあるでしょう。
養護教諭は多くの人に感謝される貢献度の高い仕事
一方で、一人で多くの仕事をこなしたり、正確な判断が求められたりする大変さもあります。責任ある仕事のためプレッシャーもありますが、やりがいがあるのは事実です。時代の急激な変化から子どもたちの健康問題も多様化している中、解決の糸口となる知識を有する養護教諭は、今後ますます期待される職業になるでしょう。
養護教諭に興味がある方は、養護教諭養成課程のある大学への進学を検討してみてください。関西福祉科学大学・健康科学科では、養護教諭をめざす仲間とともに切磋琢磨しながら学ぶことができます。ぜひオープンキャンパスに来て、ミニ講義を受講したり、先輩学生の話を聞いたり、養護教諭になるための学びを体験してみてください。
この記事を書いた人

所属:入試広報部
ひつじ5号
福祉・医療・教育系の「お仕事」について詳しくお伝えできるよう、頑張ります!