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理学療法士
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- 社会進出
- 生涯の職業
- 子育てをしながら
理学療法士が日本に誕生した1966年当時は9割が男性で占められていましたが、現在では男女比6:4と女性理学療法士の割合が増えています。昨今、日本は女性の社会進出が遅れていると問題視されていますが、生涯の職業として理学療法士を選び、子育てをしながら理学療法士として働いている女性も多くなってきています。
本記事では、どのように女性理学療法士が活躍しているかを解説します。
目次
理学療法士として何歳まで働けるの?
妊娠、出産しても働けるの?
最近では保育所を併設している病院や学童保育に手当を出している病院もあり、働く子育て世代を支援してくれる職場が増えてきています。出産を機に時短勤務やパートタイム勤務に切り替える女性がいることも事実ですが、子どもが小学生になるタイミングでフルタイムの勤務や正社員に戻る女性も多く、日本理学療法士協会の調査では約90%の女性理学療法士は常勤勤務であると報告されています。自分のライフイベントに合わせて働き方を選択できることも理学療法士として働くメリットと言えるかもしれません。
理学療法士は体力仕事?女性でも大丈夫?
女性でもキャリアアップはできるの?
理学療法士の資格が日本に誕生してから約30年の間、男性の割合が高かったこともあり、現在は役職者については男性の割合が高くなっていますが、技師長(リハビリテーション科のトップ)や主任になる女性も増えてきており、今では役職者の40%は女性が占めています(日本理学療法士協会調べ)。理学療法士協会も女性のキャリアアップ支援活動を行っており、今後ますます管理職に登用される女性は増えることが見込まれます。
女性が活躍できる理学療法の領域
ウィメンズヘルス領域で活躍する女性理学療法士
乳がんも男性と比べ女性が圧倒的に多い疾患の1つで、発症率は約100倍も違うと報告されています。日本人の乳がん好発年齢は40歳代後半で、30歳代後半から増加しており、比較的若い年齢で発症する癌ですが、早期発見、早期治療により生命予後は比較的高くなっています。乳がんの手術後は肩関節の可動域制限が生じたり、リンパ浮腫が生じたりすることがあり、それらの予防は乳がん術後リハビリテーションの大きな目的となっています。
このように女性特有の症状や疾患、比較的若い年齢の方にも実施することから、担当に女性理学療法士を望む方は多く、ウィメンズヘルス領域は女性が特に活躍できる領域といえます。また、理学療法士は患者さんの身体に触れることが多いため、上記疾患以外においても女性患者さんの中には女性理学療法士を担当に望まれる方もいます。
関西福祉科学大学で理学療法士を目指そう
女性理学療法士を目指そうと思っている方は、ぜひ関西福祉科学大学に入学して一緒に学びませんか。
この記事を書いた人
所属:入試広報部
ひつじ5号
福祉・医療・教育系の「お仕事」について詳しくお伝えできるよう、頑張ります!