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【健康科学科】看護臨床実習・養護実習報告会を開催しました!2018年12月17日

 1月17日(土)に、2018年度の実習報告会が実施されました。養護教諭になるためには、看護臨床実習(2週間・病院)と養護実習(3週間・学校)の実習に行く必要があります。実習報告会では、前半に養護実習の報告、後半に看護臨床実習の報告があり、実習に参加した3回生の報告を熱心に聴き入る2回生の姿がありました。
 発表者は、以下の目標とそれを達成するための具体的な課題を挙げ、ポイントを絞り報告をしてくれました。
 
 ①自信を持って適切な処置を行うことができるようになる 
 ②子ども理解のために積極的に子どもと関わる 
 ③心身の健康課題を把握し、その課題が改善されるような保健指導・教育を行う 
 ④教育観を考え直し、将来の養護教諭像を明確にする

 どの学生もそれぞれに発見があり、充実した実習となりました。報告会の最後には、看護臨床実習ガイダンスがあり、2回生は、実習を充実させるための秘訣を学び、「養護教諭になりたい」という思いを強くしたようでした。
 以下は、3回生の養護実習を終えた感想と、実習報告会を聞いた2回生の感想です。

養護実習を終えて・・・

3回生

 私は、養護実習を終えて、「十人十色」を超えた「百人百色」という言葉を考えました。子どもの顔や体つき、好みや特性、表現の仕方や言葉の受け取り方など、一人ひとり違っていて、同じものはありません。だからこそこれから歩む人生も一人ひとり違っています。そうであるのに、今同じ場所で同じ時間を共有している学校という場所の面白さに気付きました。また、将来、子どもたちが自分の個性に自信を持って自分らしく生きていくための種まきを、これから学校で働く身として、そして養護教諭として行っていきたいと考えました。
 養護実習では、運動会や稲刈りなどの学校行事にも参加させていただきました。毎日毎日、コツコツと形あるものに仕上げていく過程において、先生に叱られ、葛藤している様子を見て、教師が答えを掲示するのではなく、児童自らが考え、仲間と共に階段を上っていくためには、どうアプローチしたらよいのだろうかと悩むこともありました。現場で働く教職員の姿を見て、子どもは悩みや葛藤を経験しながら、成功という結果を残すことで、自信や充実感を得ることができるということを学びました。心と体を育む良い環境が学校にはあると感じています。
 学校で養護教諭として力を発揮するには、管理職や担任と意思疎通を図り、連携することが大切で、それが「チーム」として機能していきます。子どもと関わるときも「百人百色」の個性を受け入れ、将来大人になっていく過程にある子どもたちと共にいることを意識した関わりが大切だと学びました。この充実した実習で学んだことを糧に、採用試験に合格して、自信をもって養護教諭として働けるように、今後も自己研磨に励みたいと思います。

実習報告会で先輩の体験談を聞いて

2回生Aさん

 実習報告会では、たくさんのことを学ぶことができました。SOAPの処置の事例をノートにまとめ予習しておき、その後学んだことを追加して書いていくという方法は、将来にも必ず役に立つ良い方法だと感じました。また、学校ごとに特色や雰囲気が異なり、クラスごとにも雰囲気が異なります。その学校に合った事例をもとに保健指導を行うこと、クラスごとに合った方法や理解度を確かめる方法などを変えていく必要性を学びました。組立て体操を実施するに当たっても、学校と地域の連携があるからこそ、作り上げられていたのだということが分かりました。明確な目標を立てて、それに向かって自分なりに頑張りたいと思います。

2回生Bさん

 実習報告会で先輩の話を聞いて、「自分は養護教諭になる」という実感が強く沸きました。それとともに、一人で児童の対応・処置を行わなければいけないことに、今の自分の知識と技術だけでは不安に感じました。ただ、学童の仕事をしている経験から、学年によって行動や考え方などが全く違うこと、こちら側がどんな風に接したらいいのかなど、理解している部分もありますので、その知識を活かして、学年ごとに興味を引くような授業作りをしたいと思いました。毎日しっかり児童の観察を行うことで、子どもたちの行動の意味を理解し、自分の行動が適切か否かを客観的に考えることができる養護教諭を目指して、実習先でしっかり学びたいと思います。自信を持って行動するために、もっと積極的に予習と復習を行い、知識や技術を増やしていこうと思います。

2回生Cさん

 先輩の話を聞いて、養護実習は、大学の勉強だけでは学べない多くの経験ができ、自分の知識を深められる良い機会だと思いました。例えば、保健指導は、児童の興味を引きながら行うことが大切で、その内容も、児童の知識が身に付くようなものにする必要があります。実際の保健指導や、ケガをした児童への救急処置の対応は、授業で習ったことを元にしてできることがたくさんあると分かりました。また、保健指導の際に児童からされる質問や保健室での来室対応は、自分が考えたことではないことや想定外のこともたくさんあると、どの実習先でも先輩方が報告されていたので、臨機応変に、柔軟かつ冷静に対応することの大切さを学びました。養護実習報告会で先輩の話を聞く前と後では考え方が大きく変わりました。養護実習は、自分が思っている以上に大変で、任されることもたくさんあるということ、責任感をもって対応すること、自分の目標を明確に持って実習に行くことが大切で、そのためには授業でしっかり学ぶことが大切だと思いを新たにしました。

 養護教諭の教員採用試験に合格して働く卒業生の声はこちらから(地域ごとに掲載されています)
  https://www.fuksi-kagk-u.ac.jp/directlink/goukaku.html

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