
講義概要
研究演習(2009年度実績) ※担当教員については変更になる場合があります。
臨床福祉学研究演習Ⅰ・Ⅱ【A】(太田 義弘)
社会福祉の究極目標は、実践が鍵を握っています。それはソーシャルワークの課題そのものです。この研究演習では、実践方法の科学化について事例研究から課題を考察します。理論と実践とは相互に進展してきていますが、その架け橋は勘と経験に頼っている現実も否定できません。そのためにコンピュータを支援ツールとして活用しながら、科学的な実践方法の追究をしたいと思います。利用者の独自な実感する世界で科学的方法を駆使することによって、利用者支援という臨床福祉学固有な実践課題の研究をめざしたいと思います。
臨床福祉学研究演習Ⅰ・Ⅱ【B】(杉本 敏夫)
少子・高齢社会における高齢者福祉のあり方を地域福祉や地域ケアを柱にして研究することが中心的なテーマとなります。学生の研究発表を中心にして、上記の問題について研究をすすめる中で、修士論文のテーマを各自が絞り込んでもらいます。最終的には論文を作成することになりますが、それを適宜指導します。
臨床福祉学研究演習Ⅰ・Ⅱ【C】(高橋 亘)
障害者のコミュニケーション支援の基礎理論と技術を研究演習します。情報科学・認知科学・言語学の立場から、知覚の単位に基礎をおいた記号の互換性を中心にコミュニケーション成立の基礎理論を探求します。福祉の現場を知る人間としての立場を生かした、コミュニケーション支援を現実化する情報科学的技術の研究指導を行います。
臨床福祉学研究演習Ⅰ・Ⅱ【D】(武田 建)
1年次においては、社会福祉の対象である個人、家族、小集団、地域などにおける諸問題を取り上げて、その問題の解決方法としての援助過程を取り上げます。その中から修士論文のためのテーマを選択し、文献研究を行います。2年次には、論文のための調査計画を立て、データの収集、その分析方法の選択、結果の分析、論文の作成にあたります。
臨床福祉学研究演習Ⅰ・Ⅱ【E】(津田 耕一)
ノーマライゼーション理念の浸透とともに、障がい者の地域生活支援が積極的に行われています。各種相談事業、グループホームなどの取り組みをもとに、障がい者の地域生活支援についての研究を行います。障がい者の地域生活を支援するさまざまな制度・サービス、社会資源を有効に活用し、かつ当事者主体の視点でエンパワメントに基づく支援のあり方を模索します。地域支援の理念と実際との差異や課題、展望などについて整理していきます。
臨床福祉学研究演習Ⅰ・Ⅱ【F】(得津 愼子)
今日の社会福祉の大きなテーマである「地域での自立支援」、介護や子育ての社会化がうたわれ、地域や隣人、さらに、実は多くが家族に期待され、家族と個人のウェルビーイングと家族の果たす役割に改めて注目がなされています。システム論に基づく家族療法からの知見は、家族や家族を巡る関係の調整に役立つだけでなく、地域や職場等のより大きな多様なシステムに働きかけるに際しても有用です。本演習では、その実践的な体得、さまざまな臨床福祉分野での学生自身の具体的な事例研究や文献研究の分析、議論を通して、一つには方法論としての家族ソーシャルワークを、第2に地域やチームでのコラボレーションのためのより効果的な働きかけについて研究し、修士論文を完成します。
臨床福祉学研究演習Ⅰ・Ⅱ【G】(三戸 秀樹)
人が生き生きと人間らしく働くためには、どのようにあるべきかを産業福祉学的視点から追求します。この反対の極に、過労死・過労自殺を位置づけることができます。研究演習では過労死・過労自殺にテーマ集中をして、人はなぜ働き過ぎで死に至るのか。その背景の要因について、過労死事例を含んだ文献的研究、ならびに働く人に対する調査研究という演習を通じて展開します。他方、就労関係に一定のスタンスをおこうとするパート、アルバイト、フリーターなどの就労関係、さらにはニート関係もしらべ、その労働心理について考察します。ここには、産業ストレス、障害者労働と就労支援、障害労働者の二次障害、高齢労働者、ヒューマン・サービス従事者、パート・アルバイト労働…などの問題が存在しています。
臨床福祉学研究演習Ⅰ【I】(橋本 淳)
人間の生と死をめぐる諸思想(死生学・実存主義思想・生命倫理学など)を学び、それが今日の福祉の臨床と接して見えてくる諸問題を究明します。あるいは、福祉国家デンマークを背後で支える福祉理念や人間学を解明し、日本の福祉を考える際に役立てるよう指導します。
臨床福祉学研究演習Ⅰ【J】(浅野 仁)
種々の生活課題に対応する社会福祉の対象は全国民を対象とするようになってきています。そのために、社会福祉の研究領域も社会保障を含めた制度、政策や福祉サービス等に広がりつつあります。また、現状の社会福祉は海外の制度、政策、実践に大きな影響を受けて展開されています。本研究演習は、各自の研究テーマに基づいて海外の研究論文、調査資料を参照して、研究内容を深めることを目的としています。海外の先行研究を考察することを通して、研究の課題、方法、成果等が明らかになり、各自の研究テーマの意義や研究方法の適切性を確認することができます。







