健康科学科 Health

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卒業生の声

北海道 中学校勤務 10期生

私は大学卒業後、1年間大阪の中高一貫校で非常勤講師をし、教員採用試験に受かったため今年の4月から北海道の中学校で働いています。縁もゆかりもない北海道でしたが、教員採用試験を受けようと思った理由は、私自身早く正規採用されたかったからです。
  親戚も友達もいない北海道で働くのはとても不安でしたが、関西から来たということで、同僚の先生方、保護者の方や地域の方が大変良くしてくださって、充実した毎日を送っています。仕事では失敗ばかり繰り返していますが、周りに助けられながら頑張っています。
 また、人口が5000人ほどの小さな町なので、学校と地域のつながりが強く、様々な地域のイベントに積極的に参加したり、地域の

人々から学校行事に協力してもらったりしています。町全体で子どもたちの成長を見守っているような感じがして、私はそのような雰囲気が好きです。
私が勤めている中学校は全校生徒100人ほどの学校です。しかし、北海道にはもっと生徒数が少ない学校があるので、これでは小規模校とは言えません。子どもたちは関西の子どもよりも純粋で幼い感じがします。しかし、遊ぶところが少ないためにネット環境が充実しすぎていたり、クラスのメンバーも幼稚園の頃からずっと変わらなかったりするため、新しい人への接し方やコミュニケーションが苦手な子が多いように思います。また、学校の構造も北海道仕様となっており、関西とは違うところがたくさんあります。これらの環境の変化にギャップを感じ、悩んだり苦労したりもしました。しかし、それと同時に新しく学ぶこともたくさんあり、やりがいを感じながら子どもたちと楽しく充実した毎日を過ごしています。
この小さな中学校内でも、子どもたちは様々なことに悩んだり敏感になったり、傷ついたりしてしましいます。そんな子どもたちが楽しく思い出に残るような中学校生活を送れるように支えていきたいと思います。これからも頑張ります!
                                    


沖縄県立高等学校 10期生

私は関西福祉科学大学で4年間学び、地元である沖縄県へ帰りました。初めの1年間は、別の仕事をしていて、翌年から養護教諭として働くことが決まりました。大学へ進学する時から、卒業後は地元へ帰って養護教諭として働きたいと思っていたので、夢が叶う喜びとともに、しっかりと役割が果たせるのかという不安な気持ちもありましたが、養護教諭としての生活がスタートして、半年が過ぎようとしています。
私の働く学校は、中規模の高等学校ですが、生徒数に対して保健室の利用者数が多いため、2年前から養護教諭が2人配置されています。初めて養護教諭として働く私にとっては先輩の先生に日々指導していただきながら、多くの生徒を対応することができる環境の中で過ごせているので、毎日とてもいい勉強になっています。

私が生徒を対応していて特に感じていることは、救急処置の重要性です。救急搬送される生徒や、顔面の怪我など重症度の高い生徒が予想していた以上に多くいると感じていて、適切な応急処置や受診の必要性の判断は養護教諭として自信を持ってできなければならないと実感する日々です。
このように緊張感もある日々ですが、生徒たちはとても素直で人懐こく、生徒たちと関わる時間はとても幸せです。また職員同士もとても仲が良く、何気ない日常での関わりの中から多くのことを学ぶことができています。良い環境に恵まれていることに感謝しながら、まだまだこれからたくさんの経験を積みながら、一歩一歩養護教諭として歩んでいきたいです。